2011年10月7日金曜日

■世界遺産登録なら大阪府への経済波及効果は360億円 百舌鳥・古市古墳群


世界遺産登録なら大阪府への経済波及効果は360億円 百舌鳥・古市古墳群
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111007/art11100714180005-n1.htm
2011.10.7 14:16

 大阪府の堺、藤井寺、羽曳野の3市に点在する「百舌鳥(もず)・古市古墳群」がユネスコの世界遺産に登録された場合の経済波及効果は、府内全体で約360億円にのぼる-。関西大大学院会計研究科の宮本勝浩教授らが6日、こんな試算を発表した。

 宮本教授らは、堺市の依頼で試算。世界遺産に登録された場合、「国内だけでなく世界各地から日本の皇室、伝統、歴史に敬意を払って参拝に訪れる」と予想した。

 「紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山・奈良・三重県)など、すでに登録されている世界遺産の訪問者増加数などを参考に、同古墳群では登録前に比べて訪問者が約20%増加すると仮定。この結果、府全体では約360億6800万円、堺市だけでも約169億2500万円の経済波及効果が期待できる、とはじき出した。

 宮本教授は、世界三大墳墓のひとつでもある同古墳群の仁徳天皇陵への訪問が増えるとし、「飛行船を上空に飛ばすなど、仁徳天皇陵の壮大さが伝わる工夫などすれば観光客はもっと増えるだろう」と話している。

 百舌鳥・古市古墳群は、仁徳天皇陵をはじめ、大阪平野南部に築造された巨大古墳群。昨年、世界遺産国内暫定リストに登載された。



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