2011年11月16日水曜日

■素朴な交流 今年も堪能 スウェーデン観光客民泊


素朴な交流 今年も堪能 スウェーデン観光客民泊
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2011 11/16 06:30 南日本新聞社

 茶の湯に挑戦するスウェーデンの観光客13人が14、15日、鹿児島市と日置市の計7世帯に民泊し、日本の生活を体験した。昨年始まった素朴な民間交流。今年は東日本大震災の影響で一時見送られたが復活、“地域ツーリズム”は定着しつつあるようだ。
 ツアーはスウェーデンの旅行会社が主催。観光20+ 件だけでなく文化や生活を体感してもらおうと、3週間で京都や高野山、福岡の大相撲九州場所などを巡る。県内には6日間滞在し、屋久島や知覧などを訪ねた。

 初回は昨年11月。知人を介して民泊受け入れを依頼された鹿児島市春山町の英会話講師、本田初音さん(93)と嫁の弘美さん(59)がチラシや回覧板で呼びかけた。温かい交流が好評で、今春も実施予定だったが、震災のため中止。このまま途絶える懸念もあったが、「日本文化を体験したい」との希望者が相次ぎ、再び実施が決まった。

 一行は15日、日置市のギャラリー美山路で茶の湯に挑戦。「いい味だ」「正座は足が痛いよ」と、苦戦しつつも楽しんだ。ストックホルムのマリアンヌ・ビョルクスティンさん(72)は「茶席は面白かった。鹿児島の人もスウェーデンへ来てほしい。同じように地域住民に木工を教われば相互交流になるのでは」と提案していた。

 弘美さんは「生活やふれ合いを楽しむ“地域ツーリズム”と言えるのでは。手探りで始まった交流を地道に続けていきたい」と手応えを語った。



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