2011年11月16日水曜日

■中国人観光客をターゲット 「ソウルに8万ウォン台のホテルを」


■中国人観光客をターゲット 「ソウルに8万ウォン台のホテルを」(1)
http://japanese.joins.com/article/589/145589.html?servcode=400&sectcode=400
2011年11月15日15時10分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

「イビスバジェット」の客室内部。 約13平方メートルのこの部屋には2階建てベッドを設置し、3人が宿泊できるようにした。

  中国人観光客をターゲットにした低料金型ホテルが登場する。 権大旭(クォン・デウク)アコールアンバサダーホテル社長は「来年中に一日の客室使用料が8万ウォン(約5500円)台のホテル『イビス・バジェット』を3カ所以上、ソウル市内で着工する計画」とし「2014年以降にもイビスバジェットの数を増やす」と明らかにした。

  権社長は先月26日、中央日報産業部の記者からなる学術会「JB(中央ビジネス)フォーラム」で、「中国人は眠るのにはお金を使わないため、客室料が10万ウォン以上のホテルには背を向ける。 中国人観光客をつかむためには6万-8万ウォン台のホテルが増えなければいけない」とし、このように述べた。 現在、ソウル市内の一流ホテルの場合、一般客室の宿泊料は40万ウォン台(政界基準)で、中級ビジネスホテル「イビス」も15万ウォン台。

  --8万ウォン台のホテルは可能なのか。

  「宿泊に必要なサービスを提供し、不必要なサービスをなくせばいい。 イビスホテルには荷物を運んだり、タクシーのドアを開けるようなサービスはない。 洗濯やアイロンも客がする。 客室の冷蔵庫には飲料ではなくボトルを置き、水や氷が必要な場合はラウンジの浄水器を使うようにする。 イビスバジェットは部屋の大きさをイビスより減らす」

  --あまりにも狭くなるのでは。

  「狭い感じを与えないように空間配置を効率的する。 たとえばダブルベッド一つが入る部屋に2階ベッドを追加して3人が宿泊できるようにしたり、クロゼットのドアをなくすなどの方法で狭い部屋を広く活用できる」

  --宿泊施設はなぜ不足しているのか。

  「06年から昨年まで韓国を訪れる観光客は毎年9%ずつ増えた。 しかしホテルの数は増えず、客室は絶対的に不足している状態だ。 最近は政府もホテルを増やすために各種支援策を出している。 現在ソウル市内に70カ所のホテルが政府の認可を受けてオープンを準備している。 数年以内に9000室が供給される見込みだ。 一方では短期間にあまりにも増えるため心配になる。




■中国人観光客をターゲット 「ソウルに8万ウォン台のホテルを」(2)
http://japanese.joins.com/article/590/145590.html?servcode=400&sectcode=400
2011年11月15日15時10分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

--海外観光客が増えている理由は。

  「最も大きな理由は為替レートだ。 この数年間、安定的な為替レートのおかげで韓国が魅力的な観光地に浮上した。 韓流の影響も大きい」

  --国内のホテルはなぜ特級ホテルでなければモーテルと二分化されているのか。

  「1988年オリンピック(五輪)を控え、大手企業が特1級ホテルを建設し、韓国のホテル産業が本格的に成長した。 このホテルは企業イメージのために高級に建てられた。 2003年にイビスが登場し、ホテルに対する概念が変わり始め、中級ビジネスホテルも増え始めた」

  --イビスが初めて登場する際、反対はなかったか。

  「反対が多かった。 一流ホテル式のサービスでなければいけないという懸念のためだった。 しかし業務で出張に来た課長級の職員が不便なく宿泊できるホテルが必要だと考えた。 ある知人は『モーテルで宿泊して出張費の領収書を提出したところ、会社側に怪しまれた』と話していた。 中級ホテルが必要とされていて、イビスがその需要に的中した」

  --ホテルの成敗を左右するものは。

  「位置だ。 地下鉄やバス停から近く、流動人口が多いところでなければいけない。 ソウル大峙洞(テチドン)のイビス1号店もビジネスマンが多く、交通が便利というのが大きな利点だった。 もともとそこは新羅(シンラ)ホテルがビジネスホテル事業のために買収したところだった。 しかしサムスンのイメージと合わないと判断して事業をやめたと聞いた」



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