2011年11月13日日曜日

■【中国ブログ】ギフトの包装を重視する日本人、しない中国人


【中国ブログ】ギフトの包装を重視する日本人、しない中国人
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1111&f=national_1111_142.shtml
2011/11/11(金) 14:56  サーチナ
  
 中国のギフト市場は年間販売額が8900億元(約10兆6800億円)に達したと言われている。このなかには企業の販売促進のために贈られるギフト、さらには社員の福利厚生のため、また商業取引の際に贈られるギフトが含められており、個人間でなされるギフトは含められていない。

 もしも個人間のギフト販売額を見積もることができれば、その額は企業の販売額をはるかに超えるものとなるだろう。中国人ブロガーの「北京藍色彼岸留学」さんは、中国の拡大するギフト業界が日本の業界から学べることを自身のブログに綴った。

 筆者は「日本人がギフトを贈る習慣」は「みんなが認めるもの」と述べ、「1月の新年、2月のバレンタインデー、4月の入学もしくは入社式、6月の暑中見舞い、12月のクリスマスなど1年を通じて存在する」と紹介。そして「もっとも重要なものはお中元とお歳暮であり、日ごろの感謝をお世話になっている人に表わす」と述べた。

 さらに「バレンタインデーやクリスマスなどの習慣は、ギフト業界によって作り出されたもの」で、「これらの業界が風習を引率し、こっそりと人びとの生活習慣を変えてしまった」と述べた。「もしもギフト業界がこうした風習にかかわっていなければギフトの流通はなかっただろうし、やがては伝統の祭日までもが忘れ去られてしまう」と述べ、「中国のギフト業界にはいまだ、こうした自覚がない」ので日本にならうべきと指摘した。

 続いて筆者は、中国人が日本のギフトに対していつも抱く疑問は「包装が手の込んでいる割に中身はそれほどでもないこと」と紹介。その疑問に対する答えは、中国と日本のギフトの意味に違いがあると分析した。

 「中国人のギフトは誰かに何かをお願いするときやコネをつけるときに贈られる、ある人は謝礼の量に基づいて何をどの程度行なうかを決める」、それゆえに「ギフトの中身が貴重であればあるほど良い」と指摘。それに対して「日本は先に行なわれたことへの感謝を後からギフトを贈ることによって表わす」と述べ、「それゆえに贈り物の価値よりも感謝の気持ちが重要であり、心からの感謝がギフトを贈るという行動に表われている」と指摘する。そして「これこそが日本人がギフト包装を重視する理由を示しているかもしれない」と述べた。



0 件のコメント:

コメントを投稿