■高知へ夢のせ台湾第１便

高知へ夢のせ台湾第１便
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20111111-OYT8T00044.htm
2011年11月11日  読売新聞

　県が誘致した台湾からのツアー観光客が１０日、チャーター便で高知空港（南国市）に到着した。海外旅行会社によるチャーター便は同空港で初めてで、今月、計６便が離着陸する予定。県内を訪れる外国人観光客数は低迷しており、県は来春以降も同様の企画を持ちかけ、誘客を進めていく。

　観光庁の宿泊旅行統計調査によると、県内に宿泊した外国人旅行者は昨年延べ１万５９７０人で、島根県に次ぐワースト２位だった。県は大河ドラマ「龍馬伝」の放送などで高知の知名度が高まっている台湾に狙いを絞り、旅行業者を招くなどＰＲ。台湾との定期便が近隣では関西空港と広島空港しかないこともあって、ツアー誘致に成功した。

　今回は４泊５日で、日程の半分は高知市の桂浜や、県西部の四万十川、土佐清水市の足摺岬などを巡り、その後、香川県や京都府など県外も楽しんでもらう内容。岡山空港に到着し、高知空港から帰国するルートも設けた。

　高知空港への第１便は、この日午前１１時前に到着。観光客ら１２６人は、ロビーで横断幕を掲げた県職員らの歓迎を受け、機長には花束が贈られた。嘉義市から訪れた医師の李維倫(りうぇいろん)さん（４７）は「龍馬ファンで、高知は１度訪れたいと思っていた。直接、来ることが出来てとても便利」と喜んでいた。

　県観光政策課は、今後、９月に世界ジオパーク（地質公園）に認定された室戸市など、県東部へのツアーも検討していくという。





■台湾チャーター便、高知空港に　海外企業独自で初就航
2011/11/11 0:26　日経Web

　台湾からのチャーター便が10日、高知空港に就航した。台湾の復興航空と現地の旅行会社がツアー旅行として企画した。海外の会社が独自で企画した高知空港へのチャーター便は初めて。

　観光客115人を乗せたチャーター便は同日午前に高知空港に到着。同空港では関係者が記念品などを渡し、一行を歓迎した。台湾からのチャーター便は当初、３月下旬に就航する予定だったが、東日本大震災の影響で延期になっていた。

　高知空港には18日と26日にも台湾からのチャーター便が到着する予定。岡山空港経由で高知入りするツアー３便も併せ、計700～800人が３泊４日の日程で中四国の観光を楽しむ。県観光振興部では「いずれは定期チャーター便につなげたい」としている。