2011年12月2日金曜日

■【仏国ブログ】欧州でも広がる「引きこもり」、日本の例に高い関心


【仏国ブログ】欧州でも広がる「引きこもり」、日本の例に高い関心
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1201&f=national_1201_063.shtml
2011/12/01(木) 11:54サーチナ

 自宅の一室にほぼ閉じこもったままで、外部との接触を絶った状態が長期間続く「引きこもり」。日本以外の国でも同じような現象が見られ始めており、引きこもりの社会現象がほかより古くから存在する日本の状況に関心が寄せられることがある。

 時事問題や社会問題を扱うフランスのサイト「decouvertes63」では、日本の引きこもりについて伝えている。

 筆者はまず、日本では引きこもりと呼ばれる人口は20万人を超え、そのほとんどが若年層の男性と紹介。フランスを含む欧州圏内でも、日本の引きこもりと同様の社会現象が少数ではあるものの起こりつつある。そのため、フランスでは日本と共同で引きこもり現象をリサーチする動きもあると述べている。

 日本の場合は、失職したり就職できないことで引きこもりとなることが多いが、フランスでは義務教育期間を修了した後、高等教育機関に進まないことが理由となることが圧倒的だと説明。高学歴でも引きこもりとなり得る日本は、少し状況が異なると語る。

 また、フランスでは過去にも親元に長く暮らす人もいたが、これは家族以外の世界を恐れるあまり、家庭に閉じこもる状態だった。しかし、日本の引きこもりは、外部の世界と遮断するため、親元に暮らしながらも、親や家族とも距離を置くということが独特の現象だと記している。

 フランスでも、社会的な成功を収めることが善とされるが、日本ではこれがより複雑であり、このことから独特な引きこもり現象が発生しているのかもしれないと意見を述べている。

 国際的には、まだ新しい現象とされる「引きこもり」だが、これから広がっていく可能性もあり、それを未然に防ぐためにも日本の例を研究しようと、海外からも日本の引きこもりに高い関心が寄せられていることがうかがえる。



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