2011年12月11日日曜日

■「面白い恋人」売れ行き30倍


■「面白い恋人」売れ行き30倍
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111209-OHT1T00261.htm
(2011年12月10日06時02分  スポーツ報知)

先月末で閉館した大阪・京橋花月の売店では、提訴2日後の時点で早々と「面白い恋人」が売り切れていた 北海道土産の菓子「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市)から、商標権を侵害しているとして販売差し止めなどを求められた大阪土産の菓子「面白い恋人」が、売り上げを急増させていることが9日、分かった。

 大阪・新世界の観光名所・通天閣ではこの日、5日ぶりに50箱を入荷した。担当者は「メーカーの製造が追いつかず、なかなか入荷できない。入ってもすぐに完売する」。提訴前は1日平均10個程度だった販売が、1日300個に伸びた日もあったという。「面白い―」の販売元・吉本興業が直営する大阪市内の2店舗でも、入荷と同時に売り切れる状態だ。

 思わぬ人気沸騰ぶりに吉本側は「複雑です」としているが、その後、石屋製菓との和解交渉は進展していない。

 一方、石屋製菓の代理人は売り上げ増を耳にすると「こちらが評価することじゃない」としたが、ますます面白くない様子。「売れれば売れるほど、問題となるのは当然。今度は損害賠償請求を検討することになる」と追加訴訟に発展する可能性を明言した。




■吉本複雑「面白い恋人」バカ売れ!面白くない「白い恋人」
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/topics/news/20111210-OHO1T00098.htm?from=related
(2011年12月10日11時54分  スポーツ報知)

5日ぶりに通天閣の売店で販売された「面白い恋人」 北海道土産の菓子「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市)から、商標権を侵害しているとして販売差し止めなどを求められた大阪土産の菓子「面白い恋人」が、売り上げを急増させていることが9日、分かった。販売元の吉本興業の劇場売店や、観光地の通天閣などで慢性的な品薄が続く状態。商売的には“面白い”状態だが、吉本側は「複雑」。石屋製菓の代理人は、損害賠償にまで発展する可能性が高くなると示唆した。

 石屋製菓が札幌地裁に販売差し止めなどを提訴した先月28日以降、大阪の土産物売り場から「面白い恋人」が姿を消した―。といっても、販売を控えたからではない。

 大阪・新世界の観光名所・通天閣ではこの日、5日ぶりに50箱を入荷。担当者は「メーカーの製造が追いつかず、なかなか入荷できない。入荷してもすぐに完売する」と頭を抱えた。提訴前は1日平均10個程度だった販売が、1日300個に伸びた日もあったという。

先月末で閉館した大阪・京橋花月の売店では、提訴2日後の時点で早々と「面白い恋人」が売り切れていた 吉本興業が直営する大阪市内の2店舗でも、入荷と同時に売り切れる状態。「大阪新名物」とうたいながら、大阪では入手が困難な状況だ。

 提訴による波及効果は「面白い―」にとどまらない。通天閣では、ほかにも「白い恋人」に似た「大阪の恋人」と「通天閣の恋人」を販売中。この2種も提訴前の3~5倍を売り上げており、担当者は「まさに笑いが止まりません」とうれしい悲鳴を上げた。

 思わぬ人気沸騰に吉本では「複雑です」としているが、その後、石屋製菓との和解交渉は進展していない。

 一方、石屋製菓の代理人は、バカ売れ状態を耳にすると「こちらが評価することじゃない」としたが、「売れれば売れるほど、問題となるのは当然。今度は損害賠償請求を検討することになる」とますます面白くない様子。追加訴訟に発展する可能性を明言した。

 一躍有名になった「面白い恋人」だが、味と見た目は「白い恋人」とは全く異なる。一方で「大阪―」「通天閣―」はチョコレートを挟んだラングドシャクッキーで、いずれも「白い恋人」に酷似している。

 ほかにも「岩手の恋人」「秋田の恋人」のほか、「白いお台場」「白い横浜」など、類似品が全国各地で流通。プロ野球・中日のマスコットを使用した「どあらの恋人」もその一つで、関係者によれば大半は長野県のメーカーが製造を請け負っているという。「面白い―」の“運命”次第では、火の粉が飛び散ることもありそうだ。



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