2011年12月10日土曜日

■【米国ブログ】日本の家屋「狭くて小さいが、畳や押し入れは便利」


【米国ブログ】日本の家屋「狭くて小さいが、畳や押し入れは便利」
2011/12/07(水) 09:48
  
 米国のブログ「smallislands-bigsoul.blogspot」では、米国人留学生が日本家屋に住んで感じたことをつづっている。

 一般的に外国人が日本の家を想像するとき、木造で日本庭園のある家を思い浮かべるという。室内は、畳が敷かれた部屋には障子(しょうじ)や襖(ふすま)、庭には小さな池があるのが、外国人が考える日本の理想的な家だとつづっている。

 最近日本家屋に引っ越したばかりの筆者は、自身の経験から日本の理想の家はほとんど存在しないか、もしくは限られた裕福な日本人だけがそのような家に住んでいるのだと思うと語っている。

 筆者の家は美しい田園地帯にある小さな2階建ての家で、米国人からすると信じられないくらい狭いという。もちろん庭もないが、玄関前に植物を植える小さな空間があり、近所の人たちは花や低木を植え、きれいに手入れや剪定(せんてい)をしていると様子を伝えている。

 まず玄関に入ると、ドアと室内の間に、だいたい日本のどの家にも見られる靴を脱ぐスペースがあるが、最初は何をする場所か分からなかったようだ。キッチンもかなり小さいが、シンプルで意外に使いやすく、すべてが適材適所にあるという感じだと語っている。

 筆者の部屋は2階にある畳の部屋で、そこに行くには恐ろしいくらい急な階段を上らなければならないと説明している。畳の部屋に住んでみて、畳は清潔さを保つのに適していることに気付いたという。汚れにくいし、こぼしたものは簡単に拭き取れるなど利点を挙げている。畳の上を靴で歩くことは絶対禁じられており、理由は畳の表面が傷つくためらしいと、物を大事にする日本文化の良さを感じたと伝えている。

 筆者が感心したことは、伝統的な日本の部屋には家具があまり必要ないことだという。たんすや棚はないが、大きな押し入れというものがあり、その中にすべての服、大きなスーツケースや布団もすべてが片付けられる、と収納力の良さを絶賛している。

 日本での生活は米国とはまったく異なっているが、シンプルで小さなスペースが有効利用されており、とても快適に感じていると日本での生活を楽しんでいる様子がうかがえる。



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