2011年12月13日火曜日

■<ほっとするニュース>恋のチカラで復興を 1200人「街コン」


<ほっとするニュース>恋のチカラで復興を 1200人「街コン」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111211-00000003-maiall-soci
毎日新聞 12月11日(日)16時36分配信

 ◇震災で人のつながり見直し

 恋のチカラで復興を--。東日本大震災で被災した水戸市で10日夜、街全体をコンパ会場とする初めての「MITOコン」が開かれた。街を舞台に出会いを求めるイベント。震災で不安な時期を過ごした市民が、人と人の結びつきを見直し、経済効果も期待できるとあって、注目を集める。男性600人、女性600人の計1200人が参加し、きっかけ作りに挑んだ。

 「MITOコン」は繁華街の飲食店33店舗を会場に、事務局に会費を支払って出入り自由、飲食自由ではしごできる。参加者は手首に巻いたリストバンドを目印に、会話を始める。宇都宮市の「宮コン」が発祥とされる「街コン」のひとつ。男女には出会いのチャンス、店側には新規の顧客獲得のメリットがあることから、前橋市の「前コン」、大阪府枚方市の「ひらコン」など、全国的に広がりを見せている。

 今回仕掛けたのは、いばらきKIZUNAプロジェクトMITOコン実行委員会の木下智和委員長(45)。これまで広告業を営むかたわら結婚相談も行ってきたが、晩婚化を背景に恋愛下手で要求の高い人が増え、成果を上げることが難しかったという。県によると昨年の婚姻数は1万5044組で、前年比242組減。少子高齢化の不安要素ともなっている。ところが、震災で市内では電気や通信、移動手段が途絶え、家族や友人と連絡がつかない日々を送った人が多かったことから、独身者を中心に心細さやつながりを求める声が増えたという。

 10月下旬ごろに参加募集を始めたところ、知人のツテや口コミであっという間に広がり、当初は計600人の予定だった参加者は倍増。協力飲食店は約3倍に増やした。参加する男性は30歳前後だが女性は30代後半が多く、木下さんは「本気の女性が増えたのかも」と分析。参加希望者が多いため来年2月にも第2回を開催する予定で、「目と目があっただけで恋に落ちて、めいっぱい恋愛してほしい」と話している。



0 件のコメント:

コメントを投稿