2012年1月11日水曜日

■【仏国ブログ】パリで開催、日本の武具展「戦いに美や芸術が融合」


【仏国ブログ】パリで開催、日本の武具展「戦いに美や芸術が融合」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0110&f=national_0110_039.shtml
2012/01/10(火) 10:05
  
 パリ・セーヌ河岸に位置する、ケ・ブランリー美術館はアジア、オセアニア、アフリカや南北アメリカ固有の芸術を扱っており、関連した特別展も多く開かれている。フランス人女性のブログ「L Etang de Kaeru」では、現在開催中の日本の特別展『サムライ―武具』を見学した筆者が、武具についての印象をつづっている。

 筆者は、日本の現代文化に興味があるが、戦国時代や侍には特に関心がなかった。今回の特別展は、単純な好奇心から訪れてみようと思ったと語っている。

 美術館で実際に武器や防具を見て驚いたと述べている。武器には、花などをモチーフにした家紋が施されていたと指摘。欧米では、一般的に花はどちらかというと女性的だと捉えられているので、男らしさの象徴ともいえる武具に、美しく花の模様彫られたりしていることには、多くのフランス人は意外に感じるだろうと述べている。

 武具に見られる美は、最終的には戦いの中で殺しあうという芸術につながるのではないか、と筆者は語る。美しく装飾が施された防具や、優美な曲線を誇る刀剣は、宝物といえるほど芸術性が高い一方で、戦いで使用されるために製作されている。暴力的な要素と、繊細な芸術が融合していることが印象的だと記している。

 そして、戦国時代の武具に見られる美学は、現在の日本文化にもまだ残っていると説明。現在の日本の製品や、布地などの模様として、武具のモチーフが攻撃的でない形で使われているとつづっている。

 さらに、武具の芸術は日本国内だけでなく、国外においても多くの芸術家たちを刺激しているのではないか、とつづっており、武具の視覚的な美しさは筆者にとっては意外な発見であったが、これに魅了された様子を伝えている。



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