2012年1月22日日曜日

■韓国ファッション業界に欧州ブランド買収ブーム


韓国ファッション業界に欧州ブランド買収ブーム
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/22/2012012200063.html
2012/01/22 08:02

 韓国のファッション・流通企業がイタリアやフランスのファッションブランドの買収に本格的に乗り出している。大企業だけでなく、中小のファッション・流通企業までがその流れに加勢しているほか、海外ブランドの韓国での営業権や販売ライセンスを取得するだけでなく、ブランド本社を丸ごと買収するケースも相次いでいる。

 欧州の財政危機と不況が続く中、手ごろな値段で売りに出されているファッション企業も少なくないことから、世界市場への進出を目指す韓国のファッション企業にとっては大きなチャンスと言える。業界専門家は「欧州のファッション企業にとっては、海外企業の安定した資金力でブランドを存続させることができ、韓国企業は欧州の高級ブランドを傘下に収めることで、影響力を高めることができる。まさに(相互に利益をもたらす)ウィンウィンの戦略だ」と指摘した。

欧州ファッション業界で台頭する韓国

 衣類流通を手掛ける中小企業、アンドプラス21は最近、イタリアのバッグブランド「シークレット・ポンポン」を250万ユーロ(約2億4,300万円)で買収した。これまではライセンス契約で営業してきたが、本社を丸ごと買収した格好だ。また、韓国の中堅ファッション企業EXRは昨年9月、フランスのデザイナーブランド「カステルバジャック」を120億ウォン(約8億円)で買収した。業界でこれらのケースが話題になったのは、大企業ではなく、中小企業が海外の有名ブランドを買収したからだ。

 韓国の大企業による海外ブランド買収の動きは既に本格化している。イーランドが昨年7月、イタリアのバッグ専門ブランド「マンダリナ・ダック」を買収。続いて、第一毛織も昨年11月、イタリアの高級ワニ革ブランド「コロンボ・ビア・デラ・スピガ」を買収し、話題になった。

 LGファッションも最近、イタリアの男性衣料ブランドの買収を完了し、現地支社の設立を進めている。コーロンインダストリーのFnC部門は男性衣料、スポーツウエアなどの分野で買収候補を模索中で、今後も海外ブランドのM&A(合併・買収)は増える見込みだ。



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