2012年1月10日火曜日

■ブランド店「香港人は撮影禁止」、激怒の数千人が写真撮影=香港


ブランド店「香港人は撮影禁止」、激怒の数千人が写真撮影=香港
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0110&f=national_0110_015.shtml
2012/01/10(火) 06:24
  
 香港でこのほど、イタリアブランド・D&G(ドルチェ&ガッバーナ)が香港人による写真撮影禁止エリアを設けたとして香港市民が激怒し、「D&G前で1万人による写真撮影」という抗議活動が8日、行われた。抗議活動の発起人は「有名店は大陸の中国人の購買力が高いからといって、香港人の地位を貶めるべきではない」と述べた。9日付で環球時報が伝えた。

 香港メディアの中国評論新聞によれば、尖沙咀の広東道にあるD&Gが、店の外で香港市民が写真撮影することを妨害したという。「有名ブランド店による横柄な対応が香港人の反感を買い、ネット上の呼びかけに応じた数千人の市民が、8日午後3時から広東道のD&Gの店の前と向かいの歩道に分かれて集結。いっせいに写真撮影を行い、店が写真撮影を禁止したことと香港人の自由を侵したことに抗議した」という。

 発起人は「謝罪せよ」、「ドアを開けろ」などと大声で叫び、「覇権反対」「香港人を蔑視(べっし)するな」といったスローガンを掲げて、D&Gに謝罪を要求した。

 抗議活動中、D&Gは広東道側のドアを閉め、午後は営業を中止した。発起人は人民元札を振りかざし、「人民元を持っているぞ!オレは買いたいんだ!」、「中国語で話せば買わせてくれるのか?」などと叫び、店の警備員が大陸からの客には写真撮影を許可するのに、香港人には許可しないことを風刺して抗議した。

 香港特別行政区行政長官の候補者である唐英年氏は、香港は国際都市として国内及び国外の旅行客に対して同様に対応し、香港の自由を保障すべきだと述べた。観光業界選出の謝偉俊立法会議員は抗議活動の現場に赴き、香港人は差別されるべきではなく、D&Gは謝罪すべきだと述べ、抗議活動を支持した。

 D&G側は声明を発表し、今回の件について深い遺憾の意を表明した。そして、香港市民を傷つける意図はまったくなく、一部メディアが報道するような論争の的となるような発言はなく、いかなる民族主義や差別的発言にも強く反対すると主張した。



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