2012年2月15日水曜日
■中国製はしから発がん性物質、食薬庁8カ月前に把握
中国製はしから発がん性物質、食薬庁8カ月前に把握
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/02/13/2012021300521.html
2012/02/13 08:04
中国製の合成樹脂はしから基準値を超える発がん性物質が検出された問題で、韓国食品医薬品安全庁(食薬庁)は8カ月前にこの事実を把握していたことが、12日までに分かった。同製品は約1万膳輸入されており、政府が回収に失敗したため、大半が市中に流通した。
食薬庁は同日「昨年春に中国製はしの安全性実験を実施し、6月に基準値を超える発がん性物質が検出されたとの結果が出たため、輸入業者などにこれを通知した」と発表した。同庁は各自治体や関連業者に問題のはしの回収を命じたが、輸入量200キロのうち回収量は1.2キロにとどまった。だが、同庁はこうした事実をすぐに国民に公表せず、相当数の消費者がこのはしを使用したとみられる。
食薬庁は「当時、食薬庁や消費者団体のホームページで実験結果を公表した」と説明しているが、建国大学消費者情報学科の李承信(イ・スンシン)教授は、一般国民がこれら機関のホームページにアクセスすることは少ないため、国民にこうした情報を迅速に伝えるシステムが必要だと話している。国民の安全を脅かす事件が発生した場合、すぐに記者会見や報道資料の配布などで積極的に危険性を伝える必要があるが、ホームページでの公表という消極的な対応にとどまったとの指摘だ。
食薬庁が報道資料を配布し、中国製の合成樹脂はしから基準値を超える発がん性物質が検出された事実を発表したのは、研究事業が終了し、資料の整理が全て終わった今月10日だった。2008年、中国製乳製品から有害物質のメラミンが検出され、問題になった際、同庁は「10年から、問題があった製品の迅速回収と情報公開活動を強化する」との対策を発表していた。
同庁職員は今回の対応について「(調査対象の)合成樹脂製品397種類を全量調査し、研究事業が終了した後、手続きに従い報道資料を発表した」と説明している。
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