2012年2月9日木曜日

■【米国ブログ】日本のバレンタイン「手作りチョコは日本らしい」


【米国ブログ】日本のバレンタイン「手作りチョコは日本らしい」
2012/02/08(水) 10:11
  
 米国のブログ「morethingsjapanese」では、日本で英語教師をしている米国人男性が、日本のバレンタインデーについて語っている。

 筆者は、多くの欧米の行事や習慣が日本に伝わっているが、なかでもバレンタインデーは最も日本化された行事の1つだと思うと語っている。さらに、日本のバレンタインデーも欧米と同じ2月14日だが、欧米文化にまつわる宗教的な意味合いは含まず、バレンタインデーはチョコレートを贈ることを意味しているようだと説明している。

 米国ではバレンタインデーは男女問わず、花やケーキ、カードなどを贈るが、日本では、女性が男性にチョコレートを贈る習慣になっており、男性は好きな女性がプレゼントを持って来てくれるのを待てば良いだけだとつづっている。

 筆者はチョコレートの価格は諸外国に比べて日本は高価で、米国でもバレンタイン商戦でプレゼントを購入させる傾向があるが、日本も同様だと記している。

 筆者は、日本には女性が贈るチョコレートに2つのカテゴリーがあるのを忘れてはならないとつづっている。「義理チョコ」は通常、既製品のチョコレートを友人や家族のために贈り、「本命チョコ」は手作りのチョコレートを特別な相手に贈る場合が多いと伝えている。

 筆者は、手作りの方が相手に自分のことをアピールできるなど、チョコのサイズやタイプで含まれるメッセージ性が変わるのは日本独特だと指摘している。男性はその日にいくつ本命チョコをもらえるかを心配しなければならないので大変だと印象を伝えている。

 義理チョコについて筆者の経験談を記している。筆者が教えていた語学学校では、毎年女性教員が集まり、男性教員全員にちょっとした贈り物をする習慣があったという。この習慣には、「あなたは友人で同僚です」という意味があり、毎年同様のことが行われているというから実に興味深いと感想をつづっている。

 筆者は最後に、手作りチョコを作るためには多くの時間をエネルギーが必要だと述べ、日本文化に根ざす「努力するものは報われる」という考えがバレンタインデーにも反映されている気がすると締めくくっている。


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