2012年2月9日木曜日

■欧州寒波で死者増加、イタリアや英国にも影響広がる


欧州寒波で死者増加、イタリアや英国にも影響広がる
http://www.cnn.co.jp/world/30005523.html
2012.02.07 Tue posted at: 10:40 JST

(CNN) 欧州全土を覆う記録的な寒波の影響で、東欧各国で死者が増え続けている。イタリアでも停電などの被害が広がり、英ロンドンのヒースロー国際空港では一時、便の運航に支障が出た。

ルーマニアは雪のために各地で道路が封鎖され、6日までに少なくとも39人が死亡。30以上の市町村が孤立して200市町村が停電に見舞われ、首都ブカレストの交通も混乱に陥った。内務省の職員3000人以上が救援などの作業に追われているが、避難所や病院には数百人が詰めかけており、今後も3日間は暴風雪が続く見通し。

ウクライナでも氷点下10度を下回る厳しい冷え込みが来週まで続くと予想され、これまでに少なくとも122人が死亡、1500人以上が入院した。寒波による死者はロシアで64人、ポーランドで53人に上っている。

寒気は欧州全土を覆っており、スペインでも積雪があったほか、ベルギーの首都ブリュッセルも悪天候のため交通が混乱。ロンドンのヒースロー国際空港は5日、約7センチの積雪のため全便のうち半数が欠航となったが、6日は通常通りの運航を再開した。

イタリアは週末から5日にかけて各地で停電の被害が広がった。首都ローマに近いアニエーネ地域では、約1メートルの積雪で送電塔が倒壊し、32ある自治体の大半が停電。救急車は通行できず、家畜の世話ができなくなるなどの影響も出ているといい、地元市長は「1956年以来最悪の雪で悲惨な状況になっている。軍による救援が必要だ」と訴えた。

ローマでも4日に異例の積雪があり、市内は渋滞が発生。観光名所のコロッセオも85年以来の雪に覆われた。6日は学校が休校となり、官公庁も閉庁している。


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