2012年2月17日金曜日

■無線LANで観光情報ゲット 今夏めど、京都市が350ヵ所整備


無線LANで観光情報ゲット 今夏めど、京都市が350ヵ所整備
http://eonet.jp/news/kansai/kyoto/article.cgi?id=24410
02月17日 16:00 [京都新聞社]

 京都市は新年度から、市内の観光地などに無線LAN環境を整備し、インターネットに無料で接続できるようにする「京都どこでもインターネット」事業に乗り出す。国内外からの観光客が情報を得やすい環境を整え、災害時の携帯電話に代わる通信手段としても役立てる。

 公共施設や商業施設など人が集まる場所を中心に、半径20~30メートルでネットに接続できる無線LANスポットを約350カ所整備する。無線対応の携帯電話やパソコンから2~3時間程度、無料で接続できるようにし、超過分は有料化を検討する。

 観光情報をインターネットで入手する人が増えており、携帯電話でのネット利用が割高となる外国人観光客などから無線LAN環境の整備を求める声が多かった。携帯電話回線より早い通信速度が見込め、国内の観光客や市民の利便性向上にもつながるという。

 災害時に携帯電話で通話がしにくくなっても、無線LANスポットが稼働していれば、短文投稿サイトのツイッターなどを通じて安否確認が行えると見込む。

 通信事業者が携帯電話のデータ通信量増加に伴い無線LANへの分散を図っていることに着目、市は設置先との交渉を行う代わりに事業者へ機器設置費の負担を求める。

 今年夏ごろをめどに整備し、「将来は寺社仏閣などにも設置に協力を求め、市内各地で快適に観光情報を得られるネット環境を整備していきたい」としている。新年度予算案に無線LANスポットを紹介する地図の作製など230万円を盛り込んだ。


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