2012年2月2日木曜日

■【中国ブログ】海外で中国人が日本人より危険に直面する理由


【中国ブログ】海外で中国人が日本人より危険に直面する理由
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0202&f=national_0202_041.shtml
2012/02/02(木) 09:57
  
 仕事のためにアフリカへ赴く中国人は数多く存在する。リビアの内戦時には3万人もの中国人が国外へ退去し、中国人が誘拐されたスーダンには現在でも数万もの中国人が住んでいる。

 スーダンやエジプトで中国人が拉致、誘拐される事件が相次いで発生していることについて、中国人ブロガーの李ウェイさんは自身のブログで、「中国人はなぜ海外でこれほど多くの危険に直面するのか」と述べ、1960年代から70年代にかけて海外へ進出した日本人はなぜ拉致、誘拐など危険な事態に遭わなかったのかを説明している。

 当時の日本は今の中国と同じように、自らの製品と技術を携えて世界各地へ赴き、平和的な方法でセールスを行っていた。筆者は、「日本人は1人か2人のリーダーを送りこみ、それ以外の中間管理職や従業員は現地で雇っていた」と紹介。

 その理由として「当時の日本は失業率が低く、また海外の人的コストも安かったので、日本よりも現地で人材を調達しやすかった」と推測した。さらに、現地の反政府勢力と衝突することになったとしても、米国が日本を援助し、仲裁に入ってくれたために日本は海外で比較的安全だったと主張した。

 現在の中国は日本と情況がまったく異なる。中国は海外での事業に対し、自国からできるだけ多くの労働者を連れて行き、現地採用は決して多くはない。そのため、現地人との軋轢(あつれき)も少なくないのだ。

 筆者は「現地の武装派組織と対立が生じ、中国人が誘拐されることがあったとしても、中国人には米国のような援助はないのだ。たとえ米国に援助を求めても、それは火に油を注ぐようなもので問題はさらにこじれることになる。それゆえ、すべての問題を中国人自らがかかえることになる」と主張した。

 筆者によれば、米国は問題の処理に「武力による脅しや攻撃」のほか、「金銭を使って平和を買い取る」という2つの方法を用いるというが、日本や中国には金銭を使う方法しかないという。筆者は「日本には米国の援助があるが、中国にはない。中国の平和的な台頭が海外で暗礁に乗り上げる時、中国も武力による解決策を考える必要があるのではないだろうか」と主張した。



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