2012年3月23日金曜日

■【上海ブログ】日本人が中国ネット環境でIEを再評価したきっかけ



【上海ブログ】日本人が中国ネット環境でIEを再評価したきっかけ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0319&f=national_0319_055.shtml
2012/03/19(月) 11:47
 
 以前、工商銀行のオンラインバンクにアプリから接続すると、通常使用するブラウザに指定していないIEが起動したこと、Firefoxでオンラインバンクを試してみるといろいろ不具合が出ることなどを紹介したが、今回はその延長線上で、中国のネット環境が改めてIEだ、というお話。

 数年前からFirefoxを使用している。日本でならば、IEにはない滑らか感があり、速いと感じていた。ただ、最近の断続的アップデートは明らかに失敗なのではないかと個人的には考える。実際、そういう意見も多いようだが。不具合も多くなったような気がする。

 それはともかく、個人的にはIEと縁遠くなってしまった。Firefoxを使う前は完全無欠のIEユーザー、IEを無条件で受け入れていた信奉者であり、会社の人間がみなどんどんFirefoxに移行しても、頑なにIEを使用していたこともあった。Firefoxに移行してしばらく経つと、どうしてもIEに対して壁ができてしまった。

 グーグルを尊敬しているので、Chromeを使いたいのだが、仕事上今のところ不適合な状態なので、断続的アップデートが始まり、ちょっと使い勝手が悪くなったかなと感じてもFirefoxを使い続けていた。

 その流れでの中国赴任。

 まあ、ネット全般が日本と比べ格段に遅いのだが、自宅で使い続けているうちに、どうしてもFirefoxでは開けない日本のページが出始めてきた。突然、何の前触れもなく繋がらなくなる。何度試しても、現地プロバイダ(中国電信<チャイナテレコム>)のエラー表示とナビゲーションページが出る。

 中国電信とはもちろん有料の契約をしているが、ブラウザを立ち上げるたびに、また定期的に、右下にポップアップ広告が出る。これも何とかして欲しい問題だ。

 自宅でどうしてもつなげたい日本のページがFirefoxでは開かなくなった時、久しぶりにIEを立ち上げた。IEでアクセスしてみると、遅いのだが、つながった。いろいろ試してみると、Firefoxでは開かなかった日本のページがほぼすべてIEではつながった。

 クリックするたびに「かち、かち」となる(旧バージョンのためか)のは、今どきのブラウザであれば少しわずらわしい感があるが、中国においては、「確実にページにつなげてやる」という心強い鼓動にすら感じる。IEすげー。

 なぜこうした現象になっているのか分からない。単純なブラウザの問題ではないかもしれない。会社のネット環境でもFirefoxは不調、IEは遅いながらも確実につながる、という現象は確認できているが、自宅からFirefoxではつながらなかった日本のページが、会社のネット環境でFirefoxからつながる、ということもあった。だから、プロバイダーか、契約内容、グレート・ファイアウォールも影響しているのか、とも考えた。

 どちらにしろ、中国ではIEが間違いない、と個人的には確信した。

 IEのユーザー数が中国では実際に多いのだろうが、中国のウェブサイトがあれほど頑なにIEだけの対応にとどめ、他のブラウザに対応させようとしない姿勢も、それならば説明がつく。2億5000万人のユーザーがいるとされる微博(ウェイボー)でさえ、Firefoxだと不具合が起きる(ログインできない)など、完全にIEにしか対応していないような感じだ。

 またIEユーザーに戻るのか、とも考えつつ、やはりどうしてもちょっと遅い・重い感が残り、ためらってしまう。そのため、通常はまだFirefoxを使っている。Firefoxでつながらないページで、開く必要がある場合はIEを起動させている。




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