2012年4月27日金曜日

■【仏国ブログ】日本の主食は小麦が人気、米の消費は復活するか?


【仏国ブログ】日本の主食は小麦が人気、米の消費は復活するか?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0425&f=national_0425_022.shtml
2012/04/25(水) 09:53
 
 フランスのニュースサイト「Slate」では、戦後に変化した日本の主食についてつづっている。

 まず、筆者は2010年11月に発売された三洋電機の「GOPAN(ゴパン)を紹介。これは、お米と少量の小麦粉などを材料に、家庭でパンが焼ける製品。通常は小麦粉で焼くべきパンの材料をお米に変えなければならなくなったほど、日本人の米離れが進んでいるようだとの見方を示している。

 日本人はもともと米が主食であり、戦前の農家の多くは米にアワやキビなどを加えたものが広く食されていた。しかし、第2次世界大戦中には、日本国内は深刻な食糧不足に悩まされたため、サツマイモなどを主食にしたこともあると説明。

 そして戦後、食糧不足の状態であった日本に向けて、米国から大量の小麦が送られ、学校給食でパンが出されるなど、パンが急速に普及した。またほかに、ぎょうざやラーメンなど、小麦粉を使用した中国の料理も広く受け入れられるようになり、米に代わって小麦が消費されるようになったと解説。

 その後、小麦主体の食べ物の普及により、米の生産量が過剰となり、減反政策などをとらざるを得なくなった。この結果、日本は先進国の中で食料自給率がかなり低くなるなどの問題が発生したと指摘。また、欧米の食文化が広まるとともに、高脂肪や肉食がもたらす成人病などが増え、新たに米が見直されることになったと述べている。

 筆者は、前述の「GOPAN」の登場は、もともと小麦を消費しない日本人に向けて即席めんが開発されたように、現在は人気のなくなってしまった米を消費するために開発されたものであり、時代の少々皮肉を感じると表現。しかし、同製品の人気は高く、また日本の洋菓子店では小麦の代わりに米をベースにしたスイーツの人気が出てきており、日本における米消費への新たなスタートは、順調のようだと伝えている。

 日本の食文化の変化に筆者が注目している様子がうかがえる。



0 件のコメント:

コメントを投稿