2012年4月20日金曜日

■ハエが旋回する工場…新型下水油か、1.26t差し押さえ=浙江


ハエが旋回する工場…新型下水油か、1.26t差し押さえ=浙江
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0420&f=national_0420_146.shtml
2012/04/20(金) 17:33
 
 浙江省上虞市工商局と警察は18日午前、違法に製造された食用油、いわゆる下水油(中国語では地溝油=ディーゴウヨウ)の製造拠点と見られる工場を捜査した。同工場は封鎖されたが、動物の内臓など廃棄物を利用する「新型下水油」を製造していた疑いがあるという。中国新聞社が報じた。

 上虞市の農村部で最近になり、住民数人の連名で「夜も昼も異臭が漂うようになった。暖かくなり、がまんできないほどになった」との通報があった。

 当局は異臭の発生源を急襲した。建物敷地内に入ると、異臭はさらに強烈になった。不潔な建物内で油を製造する機械などが見つかった。押収した油は1.26トンに上ったという。

 まだ春なのでハエが大量発生する季節ではないが、それでも“工場”内に置かれていた油の搾(しぼ)りかすの上では、ハエが何匹も「旋回していた」という。

 材料は豚や牛、羊の内臓で、食肉加工場で廃棄されたものを入手したと見られている。工商局の食品安全監督部門の責任者によると、「下水から抽出された“伝統的”な下水油と原料は違うが、発癌(がん)性物質や病原体、重金属が含まれているなど、危険性は同様だ」という。

 下水油を製造していた男は、製品の「油」を食用油会社に、搾りかすを家畜飼料会社に売りさばいていたことが分かった。当局は油と搾りかすを差し押さえた。

 同工場が製造した「下水油」がどの程度市場に流通したかは調査中という。



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