2012年4月27日金曜日

■東日本大震災:震災後の観光客、乏しい回復力 目立つスキー客減−−やまぎん研究所調べ /山形


東日本大震災:震災後の観光客、乏しい回復力 目立つスキー客減−−やまぎん研究所調べ /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120427ddlk06040002000c.html
毎日新聞 2012年04月27日 地方版

 やまぎん情報開発研究所は、国や県の観光統計データを基に東日本大震災後の県内観光客数の動向をまとめた。震災直後は大幅に減り、昨年7月以降は減少ペースがやや緩和したものの、回復力が乏しい状態が続いているという。

 県観光者数調査で前年比(四半期ベース)をみると、震災前の10年は4〜6月が4・6%減、7〜9月が4・3%減、10〜12月が3・4%減と推移。しかし震災が発生した11年1〜3月は13・7%減と大きく落ち込んだ。月別でみると特に3月が36・9%減だった。

 観光庁の「共通基準による観光入込客統計」(延べ数)では、震災以降は4〜6月が前年比31・9%減と苦しい状況が続いたが、7〜9月は同8・8%減と減少ペースがやや緩やかに。昨夏の県内海水浴場の入り込み数は太平洋側の海水浴場などが被災した影響で同13・3%増となり、同研究所は「減少ペースが緩和した要因の一つ」としている。

 宿泊者数(延べ人数)は、観光庁の宿泊旅行統計調査(暫定値を一部含む)によると、昨年4〜12月が前年比10・0%減で、全国の同6・9%減を上回る落ち込みだった。



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