2012年5月2日水曜日

■若い女性は高給への願望強い~同時に幸せな結婚にも意欲   米国


若い女性は高給への願望強い~同時に幸せな結婚にも意欲   米国
http://www.usfl.com/Daily/News/12/05/0501_032.asp?id=95397
2012年05月01日 18:36米国東部時間  Fax Express

 米国の若い世代では、男性より女性の方が高収入を得る願望が強いことが、ピュー・リサーチ・センターの調査で分かった。同時に「幸せな結婚」や「子供のいる家庭」への意欲も強いという。

 USAトゥデイによると、調査は2010年1月と11年12月に行われ、人生において何が重要かを聞いたところ、18~34歳のグループで「高収入の仕事」を重要または最重要に挙げた割合は、女性の66%に対して男性は59%だった。1997年の調査と比べると女性の高収入願望は10%の増加で、男性は1%の増加。35~64歳で同じように考える人は、女性では26%から42%に、男性では41%から43%に増えた。

 労働力人口に占める女性の割合は年々拡大し、70年の38.1%、97年の46.2%を経て10年には46.7%に達した。18~24歳では大学の入学・卒業者は男性38%対女性44%と女性の方が多く、25~29歳の学士資格取得率も、男性の28%に対し女性は36%と差が過去最大に広がっている。

 ただし、給与面では依然として女性の方が少なく、10年のフルタイム社員の週給(中間値)で女性が669ドル、男性が824ドルとなっている。平均給与は、79年は女性が男性の62%だったが、04年には80~81%に上昇、10年は16~34歳では90%以上に迫ったものの、35~64歳では80%と男女差は横ばいだった。

 また、女性は経済的成功と同時に幸せな結婚や家庭も望んでいる。人生で最も重要なことの1つに「幸せな結婚」を挙げた人は、18~34歳の女性では97年の28%から37%に増えたが、同年代の男性は35%から29%に低下した。「子供を持つこと」を重要と考える人は、18~34歳の女性では97年から17%上昇して59%となり、男性も39%から47%に増加した。35~64歳では女性が56%、男性が49%で、それぞれ13%増、11%増となった。

 しかし、18~34歳の女性が実際に結婚している割合は33%にとどまり、60年の73%に比べると大幅に低下している。この期間、女性の初婚年齢(中間値)は20歳から27歳に、初産の年齢も22歳から24歳に上昇した。


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