2012年6月7日木曜日

■ギリシャ観光収入、今年最大15%減の可能性=業界幹部


ギリシャ観光収入、今年最大15%減の可能性=業界幹部
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2012/06/74735.php
2012年06月07日(木)12時19分 ニューズウィーク

6月6日、ロイター] ギリシャ経済の生命線を握る観光収入は今年最大15%減少する可能性がある。

[アテネ 6日 ロイター] ギリシャの観光収入は今年最大15%減少する可能性がある。ユーロ離脱を懸念した観光客が別の場所を選んでいるため。観光業界は国内総生産(GDP)の15%、雇用は全体の20%を占めるなど、観光はギリシャ経済の生命線となっている。

ギリシャの観光業者団体SETEのアンドレアス・アンドレアディス代表はロイターに対し、「観光収入は激減するだろう。10─15%減となるだろう」と述べた。

2011年の観光収入は10%増の105億ユーロ。価格低下とエジプトとチュニジアの政変の影響によるもので、観光客数も150万人増加し過去最高の1650万人に達した。

今年は、先月の選挙で結果が確定しなかったことや、社会不安への懸念から多くの観光客の足が遠のいているうえ、今月17日の再選挙でユーロ離脱の是非が決まる可能性が出てきたことで、夏の旅行シーズン開始で直前予約を狙って値下げに踏み切ったホテルや旅行代理店は戦々恐々としている。

アンドレディアス氏は「値下げを余儀なくされているため、昨年と同水準の売り上げは見込めない。ギリシャは危機のため、これまでで最も割安になっている」と述べた。



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