2012年7月9日月曜日

■「韓国語の客を見かけない…」金持ちまで財布の紐が堅く 韓国


「韓国語の客を見かけない…」金持ちまで財布の紐が堅く 韓国
http://japanese.joins.com/article/160/155160.html?servcode=300&sectcode=300
2012年07月09日09時14分 [ⓒ 中央日報]

政権別の上位10%の消費支出増加率。   「韓国語を話す客をあまり見かけなくなった」

  ソウル都心の有名デパートのブランド売り場店員が最近よく話す言葉だ。休日の7~8日、デパートのブランド売り場は客より店員が多いほど閑散としていた。Bブランド店のマネジャーは「いくら電話をかけて販促物を送っても顧客は微動だにしない」と話した。この売り場で売られているスーツは年初まで月に10着は売れたが、今は4、5着売るのも難しい。L店のマネジャーは「それなりに中国や日本の観光客が来てようやく維持している」と話し、「韓国内の顧客はほとんど来ない」と言う。金持ちが財布の紐を硬く締めている。上流層消費が減ればサービス・製造業の売り上げが伸びることはできない。庶民の収入も良くなるわけない。

  8日、統計庁の家計収支動向によれば都市部サラリーマンのうち所得上位10%(月平均所得917万2045ウォン)は昨年、月401万7470ウォンを消費した。1年前より月7万8705ウォン(-1.9%)減った。彼らの消費が減ったのは1998年外国為替危機直後と2002年カード債事態以来初めてだ。昨年は物価(4%)が大きく上がり、上流層所得(6.2%)が増えたことを勘案すると実際の支出は統計よりはるかに少なくなったわけだ。李明博(イ・ミョンバク)政権4年間で富裕層の消費も年平均1.6%増加にとどまった。「金持ち税金」といわれる総合不動産税などを導入した盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権(5.4%)時の3分の1水準だ。金泳三(キム・ヨンサム)政権(8.2%)・金大中(キム・デジュン)政権(4.9%)時よりも大幅に低い。

  今後も富裕層の財布の紐が緩む兆しはないようにみえる。サムスン経済研究所の第2四半期消費者態度調査によれば所得上位20%のうち「将来、消費を増やす」という回答は21.6%に過ぎなかった。サムスン経済研究所のイ・ウンミ首席研究員は「ヨーロッパ財政危機などで世界経済の不確実性が大きくなりながら消費がますます低迷するだろう」としながら「株式・不動産市場沈滞が高所得層の財布をさらに硬く閉ざしている」と分析した。

  経済状況のせいだけではないという指摘もある。 過去の政権と比較した場合、成長鈍化「-1.21%ポイント)より富裕層の消費減少(-3.8%ポイント)がより大きいためだ。チョ・ドングン(経済学)明知(ミョンジ)大学教授は「ビジネスフレンドリー(親企業)を前面に出したが、時間が経つほど政府の政策が企業たたきに流れながら消費心理を縮こませた」と診断した。

  金持ちの締められた財布の紐は上流層の問題で終わらない。内需を萎縮させて経済全体の活力を落とす。全国商工会議所会長団アンケート調査では42.3%が「経済回復を操り上げるには内需景気活性化が必要だ」と答えた。



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