<反日デモ>壊した「日本車」、実は中国人が中国で作ったいわゆる「中国産」―中国メディア
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2012年8月23日 20時1分
2012年8月21日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐり中国各地で起きた反日デモで、「日本車」が暴徒化した参加者の標的となったが、中国で販売されている「日本車」の大部分は日中合弁メーカーが中国で生産した「中国産」だ。網易新聞が伝えた。
暴徒化したデモ参加者の中には「抗日」と書かれたTシャツを着こみ、「日本製品のボイコット」を叫びながら、気付いていないのか日本製のデジカメを首から下げている人もいた。日本製品はもはや中国人の生活にすっかり溶け込んでいる。中国で販売されている「日本車」も、東風日産や広汽ホンダなどの合弁メーカーが中国で生産したものがほとんどだ。
「国産車」にしても同じこと。東風日産や広汽ホンダは「部品の90%は中国製」と胸を張るが、実は残りの10%こそが車にとっての頭脳や心臓ともいえる核心部分。こうした高い技術を要する部品は日本が世界シェアをほぼ独占している。つまり、世界中のほとんどの車に「日本の血」が流れているというわけだ。
彼らが壊した「日本車」は純度100%の「日本車」ではない。中国人が中国で中国人のために作った「中国産」だ。しかも、「日本」をボイコットするというのなら、世界中のほぼすべての車がボイコットの対象になることを知っておくべきだろう。
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