国民の8割が「運動せず」、ために医療費増加ペースも加速―中国
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2012年8月20日 19時31分
2012年8月18日、新京報によると、中国ではこの15年で患者数が20%増加し、それに伴う医療費増加スピードは国内総生産(GDP)のそれを抜くまでになっている。
世界人口の22%を占める中国だが、衛生関連費用は世界の衛生関連総費用のわずか2%に過ぎない。医療費は乏しく、患者数は増え続けている。
統計によると、中国の年間患者延べ人数は、93年の43億6000万人から08年の52億5000万人と、15年間で20%増加している。これに伴い、医療費の負担も05年には2兆3968億元(約30兆円)となり、GDPの13.1%に相当し、99年の6.5倍にまで膨れ上がっている。対してGDP増加は99年の4.2倍にとどまっている。10年の中国慢性病観測データによると、中国の18歳以上の市民の83.8%が運動していないと答え、よく運動すると答えたのはわずか11.9%だった。
17日、2012中国衛生フォーラムが開催され、衛生部の陳竺(チェン・ジュウ)部長が「健康中国2020」戦略研究報告を発表した。報告では10項目の具体的な目標を掲げ、2020年には平均寿命を77歳に延ばし、5歳未満児死亡率を1.3%にまで下げ、妊産婦死亡率を10万分の20にまで減らす意向だ。さらに、2020年までに健全な食品・薬品の安全監督ネットワークシステムを構築し、監督カバー率を100%にし、食品添加物の合理的な使用率も90%に高め、食品に関する事件を大幅に減らす。
陳部長は、2015年までに1人当たりの公共衛生サービス経費を40元(約500円)以上にし、国費投入や医療システムを整備することで、個人の医療費現金支出を30%以内に抑えたいと述べた。
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