2012年9月11日火曜日

■韓国の自殺率、8年連続でOECD加盟国1位


韓国の自殺率、8年連続でOECD加盟国1位
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/10/2012091001107.html?ent_rank_news
2012/09/10 12:53 朝鮮日報

2010年の自殺者1万5566人
人口10万人当たりの自殺者数31人、加盟国の平均値の2.4倍
4年間で50%近く増加

 韓国の自殺率が、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、8年連続で1位を記録した。

 統計庁が発表した資料によると、2010年に韓国で自殺により死亡した人は1万5566人に達し、2006年(1万653人)から4年間で50%近くも増加した。人口10万人当たり31.2人、1日平均で42.6人が自殺している計算だ。韓国の自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)は、OECD加盟国の平均値12.8人の2.4倍に相当する。03年にOECD加盟国の中で自殺率1位という不名誉な地位に就いてから、8年連続でそのタイトルを守っている。

 韓国に次いで自殺率の高い国は、ハンガリー(23.3人)、日本(21.2人)、スロベニア(18.6人)の順となっているが、韓国とは大きな差がある。さらに、OECD加盟国の平均自殺率は減少傾向にあるが、韓国は年々増加傾向にある。

 とりわけ、高齢者の自殺が急増している。65歳以上の高齢者の自殺率は、人口10万人当たりで72人に達し、韓国全体の平均の2倍を超える。高齢者の自殺率が高まっているのは、生活苦や健康状態の悪化、孤独、うつ病などさまざまな原因が挙げられるが、結局のところ、経済的な貧困が根本的な要因として指摘されている。韓国の65歳以上の高齢者の貧困率は48.5%で、OECD加盟国の平均より3.4倍も高い。

 保健福祉部(省に相当)は、自殺率を引き下げるため、自殺を図って病院に搬送された人(年間4万人)の管理や、自殺に走りやすい低所得層や一人暮らしの高齢者の管理などの施策を進めているが、まだ十分とはいえない状況だ。

 パク・チョンイク中央自殺予防センター長(江原大教授)は「日本は自殺防止対策のために3000億ウォン(約210億円)の予算を計上しているが、韓国の場合、約20億ウォン(約1億3900万円)にすぎない。政府や政治家たちが予算を増やそうともせずに自殺率の引き下げを望んでいるのが問題だ」と指摘した。



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