2012年9月10日月曜日

■検査強化はムダ? なおも相次ぐ乳製品の品質トラブル=中国


検査強化はムダ? なおも相次ぐ乳製品の品質トラブル=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0910&f=national_0910_025.shtml
2012/09/10(月) 11:35
       
 中国新聞社は9日、中国・上海市でこのほど大手国内メーカーが生産した牛乳の品質トラブルが相次ぎ、一部消費者の間で国外ブランドの牛乳に切り替える動きが出ていると報じた。

 記事は、今月8日に大手メーカー・光明乳業が生産した瓶詰め牛乳が輸送段階の問題によって腐敗する事故が発生し、同社が同日に謝罪声明を発表したことを伝え、「上海市で2カ月あまりの間に発生した3件目の牛乳品質問題だ」とした。

 上海市では6月28日、同社が前日に生産した牛乳の生産過程にアルカリ水が混入したことによるトラブルが発覚し、同社が問題の製品を回収して賠償したほか、今月初めには別の大手メーカー・蒙牛乳業の牛乳を飲んだ市民が下痢を訴える問題が発生して同社が賠償に応じる問題が起きた。

 記事はさらに、多くの上海市民が国外ブランドの牛乳を選び始め、市内のスーパーで品薄になっていると伝え、ある市民が「別に外国ブランドに媚びるわけではなく、安心安全な牛乳を飲みたいだけ」と語ったことを紹介した。

 2008年の粉ミルクメラミン混入事件以降品質問題の絶えない中国国内の乳製品業界について、当局はサンプル調査の回数を増やすなど品質管理体制を強化しているが、問題は未だ解決されていない。記事は「当局の管理強化とともに、企業自身の職業精神や職業道徳も非常に大切だ」とする専門家の意見を紹介した。



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