2012年9月5日水曜日

■【仏国ブログ】日本に根ざす「敬意の文化」、日本語や社会に反映


【仏国ブログ】日本に根ざす「敬意の文化」、日本語や社会に反映
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0905&f=national_0905_024.shtml
2012/09/05(水) 10:58
       
 日本に関するフランス人のブログ「Parlons Japon」では、日本における敬意の文化について紹介している。

 筆者は、日本における敬意の文化は、まず日本語に見られると語る。相手への尊敬を示す尊敬語に始まり、丁寧語やへりくだった表現によって敬意を表する謙譲語など、さまざまな敬意の表現があることから、敬意の念は、日本文化に深く根ざしているとの見方を示している。

 このような背景からか、盗難や万引などの犯罪はフランスと比較すると、とても少ないと述べている。財布の入ったバッグの口を閉めずに歩いている日本人もよく見かけ、フランスと比べてスリも少ないようだと記している。一方、パリでは置引や盗難、スリが多く、これらの被害にあった日本人がパリを嫌いになってしまうこともあるようだとつづっている。

 また、日本人独特の会話マナーにも反映されているようだと語っている。日本人は、意見に賛成でなかった場合でもそれを伝えなかったり、嫌いなものでも嫌いとはっきり伝えることを避ける傾向にあると紹介。

 これは、相手の言ったことや、出されたものなどに敬意を示すためであり、これを否定するような発言をして、相手の気持ちを踏みにじることを避けるためだと説明している。

 しかし、フランス人の筆者は相手の言ったことなどに対して、否定意見でもそれを述べれば意見を交換でき、今後のためになるとの意見を持っている。そのため、日本人が反対意見を表現しないのは、これが敬意に根ざすものだと分かっていても、理解しがたい部分があるようだ。

 フランス人は一般的に、日本人が持つ相手に対する敬意には好印象を抱いているが、それでも越えられない文化の壁があると考えているようだ。



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