2012年10月17日水曜日

■【仏国ブログ】川島選手と原発のやゆ報道に、フランスでも批判の声


【仏国ブログ】川島選手と原発のやゆ報道に、フランスでも批判の声
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1017&f=national_1017_014.shtml
2012/10/17(水) 10:12
       
 フランスの国営テレビ・フランス2が、日本とフランスが対戦したサッカーの試合で好セーブをした日本代表GK川島永嗣選手と福島第1原発事故を結びつけてやゆした番組を放送した。日本政府は16日、在フランス日本大使館を通じてテレビ局に抗議文を送った。これに対し、テレビ局の社長が16日、謝罪文書を提出した。

 日本政府が抗議文を送ったことは、フランスの各メディアでも取り上げられている。仏フィガロ紙は、フランス2の番組で福島第1原発事故と、サッカーの試合で数々のセーブを見せた川島永嗣選手を結びつけ、川島選手から4本の腕が出ている合成写真を見せながら「フクシマの影響か?」と発言したことが、今回の抗議の内容だと紹介。福島第1原発事故を含む東日本大震災は、マグニチュード9、また死亡や行方不明者が多数発生した大きな自然災害だったと改めて説明した。

 記事に寄せられたコメントには、番組や番組のプレゼンターに対して厳しい意見が上がっている。「日本はもともと資源に欠け、また位置的にも自然災害が多い国。また東日本大震災では、多くの人が最愛の人をなくしたり、住居もなくなったりした。このような状態の日本をやゆするのは不適切。他者の不幸をネタにするジョークはよくない」といった意見が上がっている。

 一方で、「宗教など、ほかにもタブー視されている話題はたくさんある。これらの話題をやゆしても問題がないのに、フクシマはどうしてだめなのか」といった、ジョークに対して今回は騒ぎが大きくなりすぎているとの考えを示すコメントも見られる。

 しかし、「福島第1での事故、それによって被害を受けている人々がおり、現在も放射能漏れにおびえる生活の人もいることも考えれば、このようなジョークはよくないとすぐ分かるはず」とのコメントもある。

 他者の被害をやゆするのは敬意に欠けているなど、ジョークに対して厳しい意見が多く見られる。



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