2012年10月7日日曜日

■「部屋がないからサウナで寝ろと…」 怒る中国人観光客


「部屋がないからサウナで寝ろと…」 怒る中国人観光客
http://japanese.joins.com/article/735/160735.html?servcode=A00&sectcode=A30
2012年10月05日10時54分 [ⓒ 中央日報]

「部屋がないからサウナで寝ろと…」 怒る中国人観光客   4日に韓国を訪れた中国人観光客が「観光初日にサウナで一晩を過ごすところだった」とし、駐韓中国大使館に行って抗議した。

  ソウル南大門(ナムデムン)警察署によると、この日夜中に入国した中国人観光客28人は「ホテルで宿泊すると思っていたが、ガイドは説明もなくサウナに案内した」と伝え、ソウルの中国大使館領事部で抗議したのだ。

  済州道(チェジュド)と板門店(パンムンジョム)を回る4泊5日間の日程で、3日夜に中国・天津を出発した観光客は、4日午前1時30分ごろ、清州(チョンジュ)空港に到着した。2時30分ごろ空港を出た後、ガイド(43)は「近くのサウナで休む」と言って案内した。

  すると観光客は「当初の契約内容と違う」と強く抗議した。中国旅行会社とともに今回の旅行を準備したH社側は、緊急に京畿道坡州(キョンギド・パジュ)のホテルを予約し、移動を提案した。しかし観光客は「私たちを冷遇している」として中国大使館を訪ねた。

  観光客は今回の旅行に1人当たり5000元(約6万円)を出した。ガイドは「観光客は『1泊できなかったので5分の1の1000元を払い戻すべきだ』と要求したが、中国大使館の仲裁で中国の旅行会社が1人当たり500元を賠償することで合意した」と述べた。

  H旅行会社側は「清州空港付近の宿泊施設はすべて埋まっていて、日程上、朝早くから観光が始まるため、初日はサウナでしばらく休むことになっていた」とし「中国旅行会社がこれをきちんと伝えていなかった」と釈明した。

  しかし、ある中国人観光客は「間違いなく出発前には4泊ともホテルで宿泊することになっていた」とし「韓国に来てから突然サウナに行くと聞いて驚いた」と語った。

  観光客はこの日午後、済州道に行き、観光日程通りに動いている。今回の事件は急増する中国人観光客に比べ、不足した宿泊施設など韓国観光の劣悪なインフラをそのまま表した。

 秋夕(チュソク、中秋)連休中、観光業界には「中国人観光客特需」が生じた。秋夕期間が中国の連休と重なったからだ。中国では秋夕と10月1日の建国記念日連休が続き、先月29日から7日まで最大9日間の連休だ。多くの中国人観光客がこの期間に韓国を訪れた。

  実際に秋夕連休が始まった先月29日から3日まで、済州道だけでも3万2939人の中国人観光客が訪れ、過去最多となった。昨年の秋夕連休(2万663人)に比べ59.4%(1万2276人)も増えた。

  しかしを観光客を迎える施設は足りない。文化体育観光部によると、09年から外国人観光客は年平均10%以上増えているが、観光宿泊施設の増加率は3-4%にとどまっている。昨年韓国を訪れた外国人観光客のうち8割は首都圏を訪問し、約3万6000室の客室が必要だった。しかし供給は2万8000室で、8000室が不足した。

  イ・ケヒ慶煕大観光学科教授は「団体観客の収容が可能な客室がソウル2万4000室、仁川(インチョン)・京畿1万3000室、江原(カンウォン)地域2万室、釜山(プサン)7800室にすぎず、連休期間に中国人観光客が集中すれば収容する方法はない」と話した。

  零細旅行会社の劣悪な観光商品も問題だ。国内のある大手旅行会社の関係者は「問題になったH旅行会社の4泊5日で5000元の商品では、宿泊施設や食事の質が落ちる可能性が高い」と述べた。また「旅行会社が短期的な利益のために価格ダンピング競争で観光商品の質を落とすことになれば、中国人観光客に韓国に対する良くないイメージを与え、観光客を失うことになりかねない」と話した。



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