2012年11月1日木曜日

■仁川に大型観光都市建設計画、マカオの3倍


仁川に大型観光都市建設計画、マカオの3倍
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/01/2012110100667.html
2012/11/01 09:39 朝鮮日報

仁川市「93万人の雇用を創出」
300兆ウォン規模の投資誘致がカギ

仁川市などが竜遊島や舞衣島周辺に建設すると発表した観光・レジャー複合都市の鳥瞰(ちょうかん)図。計画によると、ソウル汝矣島の28倍の広さにヨット3000隻が停泊できる港、韓流公演ステージ、競馬場などが建設されるという。/エイトシティー提供
 仁川広域市永宗地区にある竜遊島と舞衣島に、ラスベガスやマカオのような超大型観光レジャー複合都市を建設する計画が持ち上がった。仁川市とこの事業のために新たに設立された特殊目的法人(SPC)の(株)エイトシティーは先月31日、マカオの3倍、汝矣島の28倍に相当する80平方キロメートルの敷地を開発する「エイトシティー・マスタープラン」を発表した。中国人観光客を主なターゲットとするこの計画では、中国人が幸運の数と考える数字の8が、敷地の形と施設の名称に使われている。

 仁川市とエイトシティーが強調する永宗島の強みはその位置だ。仁川国際空港のすぐ隣にあって、中国や日本からのアクセスがよく、人口2500万人のソウル・首都圏を背後に擁することが最大の長所だという。

 計画によると、陸地と海上の埋め立て地部分を合わせて総延長14キロに達する8の字形の建物群「インナーサークル」を建設し、その周辺にもドーム型などさまざまな形態の建物が立ち並ぶ予定だ。3000隻のヨットが停泊できるマリーナ施設と5万席規模の超大型韓流公演ステージ、F1サーキット、競馬場、ゴルフ場なども建設される。

 仁川市は「エイトシティーが完成する2030年には、人口35万人、年間観光客1億3400万人、93万人の雇用創出効果が期待できる」とコメントしている。

 計画を進めるには課題も多い。最も大きな問題は総額300兆ウォン(約22兆円)と予想される資金をいかに調達するかだ。まず基礎工事と用地買収などで、2020年までに10兆5000億ウォン(約7680億円)が必要だ。その後の第2段階の工事でも23兆ウォン(約1兆7000億円)が必要と予想されている。

 ただ業界では景気低迷が深刻化する状況で、国内外から巨額の資金を誘致するのは容易ではないとみている。30兆ウォン(約2兆2000億円)規模の竜山国際業務地区事業や仁川青羅国際都市、松島国際都市なども数年にわたり海外で投資の誘致を行ったが、これといった実績は出せなかった。



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