2012年11月1日木曜日

■【中国ブログ】日本製品の不買運動、わが国の利益とはならず


【中国ブログ】日本製品の不買運動、わが国の利益とはならず
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1101&f=national_1101_002.shtml
2012/11/01(木) 09:00

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題をめぐり、中国では日本車の販売台数が激減している。消費者の買い控えが原因だが、中国人消費者が日本車を避ける理由は簡単であり、愛国主義の同胞に車を破壊されたくないからだ。しかし、日本製品の不買運動は本当に中国の利益となるのだろうか。

 中国人ブロガーの「石述思」さんは、日本製品の不買運動について、「残念ながら日本車の不買運動は中国企業に利益をもたらしていない」と断言する。なぜなら、日本車を避ける消費者はドイツや米国、韓国の自動車を購入し、決して中国メーカーの自動車を購入しようとはしないからだ。

 大きな問題とはなっていないが、韓国も中国との間に領土問題を抱えており、米国も尖閣諸島の領土問題の裏で手を引いているとも言われている。それでも中国人消費者は米国、韓国の自動車を購入するのだ。もっとも自国の利益に直結するであろう国産車には消費者は流れていない。

 また、中国で販売されている日本車の6割以上の部品が中国で製造されており、日本車は中国の雇用に大きく貢献している。中国で日本車が売れず、減産が続けば、工場やディーラーで働く中国人にしわ寄せが行くことになる。

 日中間で経済戦争が起きれば、大きな市場がある中国よりも、市場に依存している日本のほうがより大きな損害を被ると中国人は考えている。しかし筆者は、「無利息の借款や技術公開において日本は中国の一番のパートナー」と主張、「中国は日本からさらに多くの基幹技術を学ぶ必要がある」と述べた。

 筆者は「わたしも中国を愛しているし、釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)は中国領と信じる」と前置きしながらも、「中国が本当の意味で日本を超えるのはずっと先のこと」と指摘。「日中経済戦争で中国が勝利できる分野は非常に小さい」とし、「もっとも重要なのは日中経済に見られる本当の差を認めて、勇気をもって改善すること」と主張した。



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