2012年11月19日月曜日

■「韓国も観光大国になれる」


「韓国も観光大国になれる」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/19/2012111900990.html
2012/11/19 11:01 朝鮮日報

韓国観光公社社長が語る

 「外国人観光客1000万人は、韓国がインバウンド(外国人旅行者の自国誘致)観光大国に飛躍できる可能性を見せ始めたという点に意味がある。今や韓国の文化やゆとりを再発見し、発展させ、世界を魅了する段階に入った」

 ドイツ出身で韓国国籍を取得、現在は韓国観光公社で社長を務める李参(イ・チャム)氏(58)=写真=に16日、同公社(ソウル市中区)で会った。李社長は上気した表情で「観光客1000万人時代」を喜び、祝った。そして「宿泊施設などのハードウエアに加え、多様なレジャー施設をはじめとする観光インフラの構築にも成功すれば、3年以内に外国人観光客2000万人時代を迎えられるだろう」と話し、次の課題である「外国人観光客2000万人時代」に言及した。

 さらに「かつては観光オンシーズンの月とオフシーズンの月の観光客数は約2倍も差があったが、今年は毎月約90万人台とほぼ同じだ。オンシーズンに観光客が2倍に増えないということは、受け入れのインフラが飽和状態という意味だ」と分析「韓国人自身が韓国の美しさや楽しさを享受することがインフラ整備につながる」と述べた。具体的には「外国人は韓国の無国籍風レストランが好きだ。これは最近、韓国国内に広まっている『食を楽しむ文化』によるもの。あらゆるメディアで食文化を取り上げ、性別・年齢層を問わず料理をし、おいしい店を探すうちにインフラが生まれ、観光資源になったのだ。韓国の伝統文化や哲学を商品化する必要もある」と例を挙げた。

 また「ハングルの優秀さやドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』などが海外で注目されているが、韓国にはこうしたことに関する観光資源が多くない。韓国が世界に向かって『優れている』と誇ってきたものを、実際に見たり感じたりできるよう観光資源にする必要がある」と提案した。

 韓国の観光環境で残念な点としては「一部の外国人に対する人種的偏見、観光業に従事する人々の一獲千金思考」を挙げた。そして「中国や東南アジアからの観光客を陰で軽く見たり、ぼったくりをしたりする行為は早急に解決しなければならない」と述べた。




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