2012年11月19日月曜日

■韓国の観光競争力、世界標準レベルに届かず


韓国の観光競争力、世界標準レベルに届かず
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/19/2012111900986.html
2012/11/19 11:00 朝鮮日報

接客親切度125位、観光開放度106位、自然資源103位
   
 韓国は外国人観光客1000万人時代を迎えたものの、観光産業の経済波及効果や、韓国人の外国人観光客に対する態度・開放度はまだ世界の標準レベルに達していないことが分かった。

 まず、観光産業が国内総生産(GDP)に占める割合は2000年の6.6%から昨年は5.2%へと減少した。宿泊・運輸・旅行といった観光産業関連人材の総雇用に占める割合も、2000年の6.7%から11年には5.6%(138万人)へと減った。この数字はフランス(10.4%)、米国(10.2%)、中国(8.1%)、日本(7.0%)など主要国と比べると低い。また、外国人観光客は05年から11年までの間に63%増えたが、観光客1人が韓国で使う金額の増加率は年平均4.4%にとどまっている。これもアジア・太平洋地域諸国の平均6.7%に比べ大幅に低い。専門家は観光費用の低価格化や観光客の滞在日数が短いことをその原因に挙げている。

 世界経済フォーラム(WEF)が昨年、観光関連制度やインフラを評価した「観光産業競争力指数(TTCI)」で、韓国は「観光客に対する態度」(125位)、「観光に対する国家的認識」(120位)、「観光開放度」(106位)、「自然資源」(103位)部門での点数が特に低かった。

 実際、文化体育観光部(省に相当)が調査した「2011年外来観光客実態調査」でも、外国人観光客は「言葉」「案内表示板不足」「交通渋滞」「口に合わない食べ物」などを不満に挙げていた。15日午後、ソウル市内の弘益大学近くで会った中国人観光客のソン・ジャーファンさん(25)とチュ・ウェイさん(26)は「韓国旅行ガイドブックに載っている住所で道を見つけるのはほぼ不可能。奥の通りには標識がなく、地図も役に立たない」と語った。ソウル・明洞のデパートで会ったかチ・エリンさん(33)は「(若者が多い)街路樹通りや梨花女子大学エリアにも行きたいが、ガイドは2日連続で明洞や光化門一帯しか連れていってくれない。ガイドに『もうショッピングはしたくない』と言ったが『スケジュール上、仕方がない』としか答えてくれない」と語った。




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