2012年11月7日水曜日

■【コラム】 鴻海の議長である郭氏とシャープの経営者との食い違い


【コラム】 鴻海の議長である郭氏とシャープの経営者との食い違い
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1106&f=column_1106_025.shtml
2012/11/06(火) 11:08  サーチナ

 台湾の鴻海の議長である郭氏はその傘下にフォックスコンを持っているが、「人間もまた動物であり、百万人の動物を管理することは頭が痛い。」と言って、物議をかもしたが、ここには50万人の従業員がいて、労務管理がやりきれないから、かねてから自動化しようとしていると言っていた。

 その彼が今年、シャープの株の10分の一を獲得するだろうと言う話になっている。この8月に第2四半期で12億ドルの予想損失のニュースで、シャープの株価が28%下落した。

 そこでシャープの株価は両者が合意した3月から3分の2ほど下落してしまった。バークレイキャピタルによれば、ありそうな結果として鴻海がシャープの9.9%の株を、取引が3月に合意した時の株価である550台湾ドルではなく200-300 台湾ドル($2.50-3.80)に近い価格で引き受けると考えている指摘している。他の人達は改訂された取引は彼の会社にシャープのより多くの株式をあげるかも知れないと推測している。

 郭氏はダイナミックな事業を今まで展開して来た。フォックスコンのような企業を日本人は経営出来ない。一方で、かっての成功企業のシャープは長い間の景気の停滞で、ゆっくり動いている企業内部のお役所仕事が露呈しているのかも知れない。停滞する日本経済と躍進する中国企業の違いがここに現れていると言えはしないだろうか。

 いま、日中の経済はぎくしゃくしているが、大連市のように今年日本に誘致のプロモーションに来るところもある。この巨大な中国をひとくくりには出来ない。そうした中にあって、今日本企業自体が変わって行かなければこうした親日の中国の人たちとうまくやって行くことはできない。



0 件のコメント:

コメントを投稿