2012年12月21日金曜日

■【仏国ブログ】日本の下駄に興味津々「どんな仕組み?寒くない?」


【仏国ブログ】日本の下駄に興味津々「どんな仕組み?寒くない?」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1221&f=national_1221_009.shtml
2012/12/21(金) 10:16

 フランス人男性が、自身のブログ「Tout le Japon」で、日本の下駄(げた)についてつづった。

 フランスのテレビ番組を見ていた筆者は、出演者が履いていた日本の伝統的な下駄という履物に目を奪われたという。木でできており、隆起した足のあるトングサンダル(鼻緒のついたサンダル)のようなものは、どのような仕組みになっているのか、寒くないのか、などと疑問が駆け巡り、一瞬驚かされたという。

 そこでさっそく調べてみると、下駄は今のトングサンダルから見て、その先祖にあたるような存在で、2本の垂直な「歯」で支えられて出来ているということが分かったと語る。

 筆者は下駄について、時代と共に進化し、江戸時代には農民が木製のものを造り、芸者は漆塗りの木を飾っていたりしたが、今日ではプラスチック製の模造木を使っているものがあると説明した。下駄は日本の文化遺産のひとつで、空気中に足の指をさらすのは血液循環に良いとされ、2本の「歯」に支えられて立つことで姿勢が良くなると、下駄の機能性についても述べた。

 また、日本の冬はかなり寒いため、雨用につま先にかぶせるものがあること、さらに下駄用の靴下もあり、西洋の履物よりもはるかに防水機能に優れているとも伝えた。そのモデルは色や生地など豊富に選べるようになり、浴衣での儀式などで見かけることができると詳しく説明。筆者は、この奇妙な履物をどう思うか問いかけ、日本人が言うように、「実際に下駄を着用するまでその良さは分からない」のだろうと述べた。

 この記事を読んだフランス人からは、「春に日本へ行く時、トングサンダルよりも良いかどうか履いて試してみることにする」、「下駄に大変興味を持ったが、木でできているということで、重たいかどうかが気になる」、「どうやって歩くのか?」など、下駄に興味を持つ読者からの声が寄せられた。

 フランス人から見ると、下駄はその仕組みから調べてみたくなるようなエキゾチックなものだったようだ。



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