2012年12月4日火曜日

■にぎわい取り戻した釜山・光復路


にぎわい取り戻した釜山・光復路
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/04/2012120400835.html
2012/12/04 10:27 朝鮮日報

看板すっきり整理し日本からも視察、ツリー祭には400万人

 日曜日だった2日夜、釜山市中区の光復路には大勢の人が詰め掛け、足の踏み場もないほどだった。あちこちで携帯電話機のカメラやデジタルカメラのフラッシュが光っていた。ここでは11月1日から来年1月6日まで、「釜山クリスマスツリー文化祭」が開催されている。

 1970-80年代まで釜山一の繁華街だったが、90年代後半以降、衰退の一途にあった光復路。しかし、最近では復活の兆しを見せている。4年前に始まった「釜山クリスマスツリー文化祭」が人気を呼び、釜山市や中区、商店主らが力を合わせて看板整備事業などを実施し、成果を挙げているのだ。

 昨年の同祭に集まった人々は約400万人。今年はこれを上回ると予想されている。光復路一帯を飾るイルミネーション用電球は昨年の30万個から45万個に増えた。

 同祭組織委員会のチョン・ギョンレ企画チーム長(49)は「週末になると人が押し寄せ、中部警察署に『踏まれそうで危ない』という電話が殺到するほど。2日も組織委員会の事務室には100本以上の問い合わせ電話が寄せられた」と話す。

 期間中は光復路沿いのカフェ、レストランなどの売上高が50-100%増える。98年初めに釜山市庁・警察庁などが蓮堤区に移転、週末でも人通りがまばらになり、日が暮れるとすっかり閑散としていた5-6年前に比べると、同じ場所とは思えないほどだ。

 釜山市と中区は2006年から11年にかけて、統一性もなく掲げられていた看板を小さくスッキリしたものに付け替えた。その成果は日本からも視察が来るほどだ。そこに、09年から始まった「ツリー祭」が相乗効果を挙げた。当初は民間レベルでの開催だったが、釜山市と中区も費用を支援するなどして協力している。

 光復路沿いの商店・住民の集まり「光復路文化フォーラム」のキム・テゴン事務局長(49)は「最近はすっかり70-80年代のにぎわいを取り戻したようだ。地元の商店主たちは『光復路の復活』を期待している」と語った。




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