2013年1月24日木曜日

■米大学卒業生の初任給3.4%増、平均396万円 昨年調査


米大学卒業生の初任給3.4%増、平均396万円 昨年調査
http://www.cnn.co.jp/career/35027122.html?tag=cbox;business
2013.01.20 Sun posted at 16:31 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 2012年の大卒者が就職した企業の初任給が前年と比べ3.4%上昇したことが最新調査で20日までにわかった。全米の大学と雇用主で組織する協会が実施したもので、昨年の平均的な年間報酬額は4万4455ドルだった。

現在の為替相場では約396万円となる。初任給の増加幅としては08年組以来、最大となった。
調査結果によると、標準的な初任給は人文科学系の3万6988ドルから工学系の学位取得者の6万1913ドルまでの範囲に及ぶ。工学系に次ぐ高給はコンピューターサイエンス分野の5万9221ドルだった。

これらの標準的な初任給のデータは大学での専攻学科に見合う職種を見付けた卒業生だけを対象に収集された。

初任給の増加率が最大だったのは教育関連学科出身者で、前年比で5.4%増。標準額は4万668ドルで、全学科の卒業生の平均より若干低めだった。

同協会の調査によると、最多の新卒者を雇ったのは44万4500人の教育関連分野で、会計や建築、工学系、コンピューターの専門系分野などがこれに次ぎ、健康衛生管理や公務員が続いた。
協会幹部は調査結果について、学士取得者の標準的な初任給は過去2年、安定した伸び率を示したとし、大卒者の雇用状況が改善している表れと指摘した。

ただ、最近の大学卒業者の雇用市場が依然、停滞していることを示す別の調査もある。同協会が昨年冬と春に実施した2012年の大卒者を対象にした調査によると、卒業前に就職の誘いを受けたのは30%以下だった。

米労働省の統計によると、24歳以下の大学卒業生の失業率は昨年7.7%で、24歳以上の卒業生と比べほぼ2倍の水準だった。米国が現在抱える景気停滞が始まる前の年では、24歳以下の卒業生の失業率は5.4%だったという。




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