2013年3月3日日曜日

■韓国車:日本車に押され輸出が15%減


韓国車:日本車に押され輸出が15%減
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/02/2013030200367.html?ent_rank_news
2013/03/02 08:53

 円安効果に加え、東日本巨大地震による影響から完全に脱却した日本の自動車メーカーの躍進で、韓国の自動車輸出が打撃を受けている。韓国知識経済部(省に相当)が発表した2月の輸出入動向によると、韓国の国産車輸出は前年同月比15.1%減の37億4000万ドルにとどまった。品目別では慢性的な不況に苦しむ船舶(40.3%減)に次ぐ減少幅だった。

 知識経済部は「旧正月連休で操業日数が2.5日(通関ベース)減少し、後続モデルへの切り替えを目的とした起亜自動車の一部生産ライン稼働中断が原因だ」と指摘した。しかし、海外市場で韓国車の競争力が低下しているなど、構造的な問題が原因だとの指摘も少なくない。最も強力なライバルである日本車が東日本巨大地震の影響を克服した上、円安政策を追い風に価格競争力を急激に回復しているからだ。

 トヨタは今年1月、米国市場での販売台数が前年同月を27%も上回った。1月は米国の新車販売台数が全体で14%増加したにもかかわらず、現代・起亜自は2%の伸びにとどまった。このため、昨年3月以降、9%台後半を守ってきた米国市場での現代・起亜自のシェアは、今年1月は7.7%まで低下した。一方、トヨタのシェアは前年同月の13.6%から15.1%へと高まった。現代自は「米国市場で価格競争ではなく、質的な競争を宣言し、販売奨励金など支援を削減した影響が出ている」と指摘した。

 韓国の主力輸出品目のうち、IT・石油化学製品などは通関日数の減少にもかかわらず、2月の輸出が前年同月を上回った。携帯電話端末を含む無線通信機器は10.2%増、石油化学は7.8%増、液晶ディスプレーは6.2%増、半導体は0.4%増だった。

 2月の韓国の輸出は全体で8.6%減の423億2700万ドル、輸入は10.7%減の402億660万ドルだった。輸入が輸出よりも減少したため、貿易黒字は20億6100万ドルとなり、前年同月(12億1600万ドル)に比べ69.5%増えた。

 知識経済部は「最近の円安と世界的な景気低迷で厳しい環境だが、旧正月の連休を除けば、1日当たり平均輸出が伸びるなど、動向は悪くはない。米国と中国の景気回復が続けば、IT、石油製品などを中心に輸出が好転すると見込まれる」と指摘した。




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