2013年3月1日金曜日

■【台湾ブログ】日本で出会った生涯最高のお粥…これは伝説だ


【台湾ブログ】日本で出会った生涯最高のお粥…これは伝説だ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0228&f=national_0228_047.shtml
2013/02/28(木) 17:33

 日本旅行好きの台湾人男性明(ハンドルネーム)さんが、日本旅行の5日間で食べた朝食の感想をブログにつづった。

 明さんは、年に数度は日本を旅する日本旅行好き。旅の記録を残すために「日本温泉の旅」と題した専用ブログを持ち、そこで1回1回の旅の様子を詳細に記録している。昨年12月から今年2月まで3カ月かけて、昨年秋に旅行した小倉、熊本、長崎、福岡5日間の旅をつづり、毎日の朝食についても写真つきで紹介した。

 1日目の朝食は飛行機の中で食べた、焼き豚のせナポリタン。「どうということもない味」とそっけない感想を添えた。

 日本に着いた2日目から、明さんの筆は力を増す。福岡県小倉市のホテルに泊まった2日目は「無料にもかかわらず、7-8種類の色々なおかずがあって、誠意が感じられる。ご飯を2杯食べ、無料のコーヒーまで飲み、その誠意に応えた」とコメントした。朝食の評価に”誠意”とはあまり聞かないが、よほど気に入ったのだろうと、明さんの心の動きが手にとるように分かる。

 3日目の熊本のホテルでも「ここも悪くない。おかずの種類も豊富。ちょっとしたおかずが小鉢で準備されていたりと、とても口にあった」と満足感を表した。

 雲行きが怪しくなったのが4日目だ。雲仙のホテルでのこと。前日の夕食の時、「一般客と仕切りで分けられた『観光バス運転手用隔離席』に案内された」ことに始まり、「料理も特においしくないし、さらには食事中にスタッフがやって来て、私に一言何か言ったと思ったら、手に持っていたお皿を『奪い取って』行ってしまった」とホテルの対応にショックを受けた様子。

 「配膳間違えでもそりゃないでしょ! 長年日本を旅行して、泊まったホテルも2、3百は下らないけど、こんなことは本当に初めてだ!」と、怒りのぶちまけた。

 だが一夜明けて、事態はまたも、思わぬ方向へ急展開。朝食で座らされたのも「観光バス運転手用隔離席」だった。お粥を頼んだが、前の日の晩のこともあり、全く期待していなかった。ところが何と、そのお粥が「生涯最高の味だった」という。
 
 明さんはその味を、「めちゃくちゃすばらしい。濃さもぴったりの淡い白粥で、粘りもせずしつこくもなく、口に入れると雪の花が口の中で舞い踊るよう。然る後、絹の寝間着を思わせるやわらかさで喉を滑り落ち、腹に納まれば、瞬時に胃が暖かくなり、目の前にはいく筋もの金色の光がきらめいて見える!」と、料理漫画顔負けの描写で大絶賛。

 「これまでの人生で、こんなに優しい粥を食べたことがない。酒ではないが、古人の言う伝説の美酒とはこういう感覚ではないか」と、ホテルへの怒りも忘れ去ったかのように、褒め称えた。

 最終日となった5日目の食事については「特においしくはない」と辛口評価だった。しかし今回の旅は、思わぬところで人生最高のお粥に出会えた、心にのこる旅となったことだろう。




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