2013年4月4日木曜日

■【仏国ブログ】パリの老舗菓子店が日本でエクレアを販売し人気に


【仏国ブログ】パリの老舗菓子店が日本でエクレアを販売し人気に
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0403&f=national_0403_013.shtml
2013/04/03(水) 11:11

 フランスメディア「Direct Matin」が、フランスの老舗菓子店「フォション」が日本において、期間限定でめずらしい色合いのエクレアを販売したことを紹介した。

 筆者は、日本に進出して40数年が経つ「フォション」は4月2日の東京・歌舞伎座のリニューアルオープンを祝い、日本の伝統文化にオマージュを捧げるために、歌舞伎座の色をモチーフにしたエクレアを販売したと伝えた。

 販売場所は、歌舞伎座内に設置されたフォションのギャラリー内で、4月1日の日曜から期間限定で、黒、緑、オレンジ色のストライプ柄のエクレアを1個あたり525円(4.25ユーロ)で販売した。しかし、午前中から既に長蛇の列が見られ、日曜の昼の時点で、既に売り切れだったと伝えた。

 この特別なエクレアは、フォションのシェフが、松竹とのコラボレーションで実現させたもので、完全に手づくりで、ゆずと抹茶が使われているという。フランス人はゆずになじみがなく、抹茶も日本独特だ。逆にこれらをフランス在住のフランス人が味わったらどんなリアクションをするのか、興味をひかれる。

 日本のフォションでは、店舗に関連した場所のイベントごとに、桜の花をイメージしたものや、北斎の作品に見られる大きな波をイメージした浮世絵エクレアなど、日本独特の文化を反映したエクレアを販売してきた実績がある。

 日本人が好む味を知りつくしているフォションのシェフによると、「フォションの客はほぼ女性が中心」とのことで、それを意識したエクレアづくりがされているようだ。一方、「常に新しいことに挑戦する必要がある」と、菓子市場での困難な状況についても述べた。フォションにとって、日本は最大市場でもあり、新たな挑戦を続けることによって、その力を伸ばしていくという目標もあるようだ。

 今回の「エクレールカブキ」は、4月7日までの限定販売されており、10時からと14時から、1日に2回販売されているようだ。1回につき100個の限定販売とあって、その競争率は高そうだ。また、そのほかにも、3種類程のエクレアが同時に販売されているという。

 日本人は、一般的にフランスからやってきたものが好きである。「フォション」のほかにも、最近記憶に新しいマカロン菓子の老舗「ラデュレ」が日本に上陸した際も、長蛇の列が見られた。お菓子に限らず、パリの「ルイヴィトン」では、「日本人しか見けなかった」というほど、フランス製品への憧れが購買熱となって表れる現状には変わりないようだ。

 長蛇の列をつくってまで購入するという日本の光景は、一見滑稽にも映るかもしれないが、一方で、経済効果につながる消費意欲として、日本は良い市場との認識をフランス人に与え、またそれに驚いていることだろう。



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