2013年5月18日土曜日

■【台湾ブログ】忘れがたき日本、帰国を前に感慨にふける


【台湾ブログ】忘れがたき日本、帰国を前に感慨にふける
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0514&f=national_0514_041.shtml
2013/05/14(火) 14:03

 日本の大学院を卒業し、帰国した台湾人男性の小樺(ハンドルネーム)さんが、帰国当日の心境を振り返ってブログにつづった。

 小樺さんは今年3月に大学院博士課程を卒業。住み慣れたアパートを引き払い、ついに帰国することになった。

 一緒に住んでいた奥さんと子どもは一足先に台湾に戻り、荷物もすっかり運び出した日本生活の最終日。小樺さんは、からっぽになった家の中で一人、「思えばこの家も4年間過ごしたんだなあ。最初は子どもが生まれても便利なようにって引っ越してきたんだ。子どもが3歳3カ月になるまでいたもんな。あっちこっちに思い出がある」と感慨にふけった。

 ブログでは名残惜しそうに、家の周りの写真を一枚ずつ掲載。向かいの家の駐車場の写真には「お向かいのあの家の奥さんはF90からF30(どちらもBMWの車種名)に乗り換えた。旦那さんのほうはずっとヴィッツだった」、表通りの写真には「郵便局へ行くのに通った道」など、一つ一つの思い出を確かめるように解説を加えた。

 さらにアパートの部屋についても「3年前に水漏れ事件が発生した洗面台」、「1回も使わなかった風呂桶。小さすぎて入る気がせず、シャワーばっかりだったなあ……」と写真付で紹介。長年の生活の後をたどった。

 国内の移動でも、住み慣れた家を離れるとなれば、いろいろ感慨深いもの。ましてや台湾に帰る小樺さんにとっては、数々の記憶が次々と思い出されたことだろう。

 玄関から家の中を写した写真には、「日本の家には必ず玄関がある。台湾では普通ないが、僕はもう日本の習慣になじんでしまって、玄関がないと変に感じる。今後家を買うときは玄関を作るつもり。花を飾ることもできるしね」と明るいコメントをつけつつも、「これで見納め。もう2度とここに戻ってくることはないんだなあ。。」と、感慨に引きもどされてしまったようだ。

 小樺さんはアパートの退去手続きを終えたのち、6年の時を過ごした大学の研究室に足を運んだ。ここでも写真を掲載し、「大学院の同級生には社会人が多くて、この部屋はいつもガラガラだった。あんまり人がこないものだから、夏場は1人でただクーラーを満喫したなあ」と、日本で過ごした日々の思い出に浸った。

 小樺さんは最後に、「今後も日本で経験したことを書いていく予定。もし日本について何か質問があったら、誰でも遠慮なくどうぞ。頑張って答えるよ」との言葉でブログを締めくくった。日本で過ごした記憶、違いやおもしろかったっことの数々を、日本に興味のある人たちに広めてほしい。



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