2013年3月19日火曜日

■【コラム】 中国で法人を設立する事がゴールになってしまっている日本企業


【コラム】 中国で法人を設立する事がゴールになってしまっている日本企業
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0318&f=column_0318_019.shtml
2013/03/18(月) 11:11

 最近銀行の方と話す機会があり、進出歴の浅い企業に関する話題になりました。日本商品はやはりクオリティが高いこともあり富裕層向けのものが多いので、それを狙って進出してきているのですが、進出したはいいものの、ターゲットにどうやってリーチしていいかで悩んでいるところが多いという話でした。

 特になんとも思わないかもしれませんが、よーく考えると、富裕層にリーチしたいのであればどうやったらリーチ出来る、あるいは出来そうかというのをある程度把握してから進出すべきです。そのフローをすっ飛ばして進出して、結局事前に把握しておくべきだったことを今から調べようとしているということで悩んでいるというわけです。

 (そもそも富裕層という単語だけが独り歩きしていて、1億元以上の資産を持っているのを富裕層というのか、年収25万元程度でも富裕層というのかが明確になっておらず、そのあたりの細分化も必要かと思います)

 要するに順番が反対なのです。この話を私が社内ですると、「日本人って物事を進めるときにものすごく詰めて詰めて詰めて考えて進めていくと思っていたので、そういう話って意外ですね」と言われてしまいました。

 以前のような日本輸出向け商品を生産するための工場設立ということであれば、日本本社の指示に従って生産すればよく、販売に関してはそれほど心配する必要がないわけですが、中国国内向けに販売するとなるとそういうわけにはいきません。

 並べ挙げるときりがないですが、例えばどこにターゲットがいるのか、どこをターゲットと想定しているのか、そのターゲットにはどうリーチするのか、そのためにはどういう体制にすべきか等は事前に把握しておくべきものです。それによってリスクを軽減できる(かといって0にはできませんが)ものではないでしょうか。

 日本企業の場合、なんとなく現地法人を設立することにアップアップで、会社設立できたらやれやれひと段落、というところも多いように思います。ひどいところになると現地に拠点さえあれば後はどうでもいい(弊社は中国にも拠点があるのですよというのをウリにするのが目的)と考えているような会社もあり、そういう会社だと派遣されてくる人もそれなりの人になってしまってます。

 会社を設立するのはあくまで手段にすぎず、それをどう活用してビジネスにつなげていくのかが最も大事なはずです。要するに順番が逆になってしまっています。もちろんちゃんとやっている会社もたくさんありますので、皆が皆順番がひっくり返っているわけではありません。

 順番が逆になってしまった企業は一体どこからどんなアドバイスしてもらっているのでしょうか。ひょっとするとアドバイス自体を求めていなかったのかもしれません。現地にいる人は既に気づいている話なので、これを未然に防ぐためには日本で説明する必要があると思ってますし、私も中国ビジネスコンサル業界で生きている一人として、こういう話をもっと啓蒙していかなければならないとあらためて思った次第です。



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