2011年12月3日土曜日

■県産コシヒカリPR継続 食の魅力で観光客誘致 新潟


県産コシヒカリPR継続 食の魅力で観光客誘致 新潟
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111203/ngt11120303050000-n1.htm
2011.12.3 03:04

 東日本大震災や、原子力発電所の事故に伴う風評被害の影響で落ち込んでいる国内外の観光客を呼び戻そうと、県内挙げての取り組みが活発化してきた。県内の政財界でつくる県観光復興戦略会議が2日、新潟市中央区のホテルで開かれ、来年の観光振興について県産コシヒカリのおいしさを観光客誘致に結びつける活動を推進することなどを確認した。また、来年が日中国交正常化から40年の節目の年にあたることから、中国を重点地域と位置付け、海外からの観光客の増加も目指す。

 これまで県内では、岩室温泉(新潟市西蒲区)や松之山温泉(十日町市)などの115の旅館が参加して、県産コシヒカリに地域ごとの共通のおかずを加える「にいがた朝ごはんプロジェクト」などを展開してきた。

 同プロジェクトは11月末で終えたが、県旅館組合によると、「ここでしか味わえない」がウリとなって、一定の観光客の獲得につながったという。

 このため、同会議では「食」の魅力を前面に押し出す取り組みが観光客誘致に結びつくとして、県産コシヒカリを使ったプロジェクトを来年も継続していくことなどを改めて提唱。JR東日本が来年4~6月の間、新潟を重点観光地域として新たな旅行商品の開発などを行うのに合わせて展開していく方向だ。

 中国については当時の首相として国交正常化を実現した故・田中角栄氏の出身県を売り物にして認知度向上を目指す。

 県の試算によると、平成22年度の県外からの延べ観光客数は前年度比9・2%減の6807万人。ピークだった8年度の8180万人に比べて1300万人以上減少している。今年度も、原発事故の影響で4月以降、外国人観光客が激減しており、厳しい状況が続く。

 同会議の最高顧問である泉田裕彦知事は「食の安全に関する情報発信を強化し、誘客を図りたい」と訴えた。



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