2011年12月9日金曜日

■観光客に魅力売り出し 佐久地域の中山道ツアー、春秋に企画 .関連ページ:観光観光のトピックス一覧佐久市


観光客に魅力売り出し 佐久地域の中山道ツアー、春秋に企画
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_203509
(2011年12月8日)

 佐久市の佐久商工会議所などでつくる「イヤシロチ佐久型健康のまちづくり・ビジネス開発推進協議会」(会長・樫山高士佐久商議所会頭)は来年春と秋、佐久地域の旧中山道宿場町を巡る「中山道をゆこう」ツアーを計画している。主に首都圏の観光客に佐久の魅力を知ってもらい、地域資源を売り出す狙いで初めて企画。実際にツアー行程を歩いて改善点を探るなど本番に向けて準備を進めている。

 ツアーは来年春と秋に2回ずつ日帰りで計画。佐久市の岩村田、塩名田、八幡、望月、茂田井間(もたいあい)の宿と立科町の芦田宿を巡り、岩村田の西念寺や立科町芦田にある県天然記念物の「笠取峠の松並木」などを見学する。バスで移動しながら約5キロを歩く。

 佐久市のJR佐久平駅をバスで出発、各宿で30分~1時間の時間を取り、地域の歴史に詳しい住民から説明を受ける予定だ。歴史に関心のある首都圏の女性を主なターゲットに想定している。参加費は5千円未満を見込む。

 11月には、協議会の有志約20人が予定のコースを歩いた。佐久市塩名田宿近くでは千曲川右岸の「舟つなぎ石」を見学。明治時代に川を渡るために、舟9隻をつないだ上に板を渡した「船橋」で舟を岸につなぎ留めた石だ。穴の開いた大きな石を見た参加者は、「地元なのに今まで知らなかった」などと驚いた様子だった。

 その後の会議では、参加者から「江戸時代の雰囲気が残る宿が多く魅力的」「もっと地元の人と交流できる場があればいい」などの感想や意見が多く出た。

 協議会は、佐久の魅力を生かした独自ツアーを企画、運営しようと2009年、市内外の医療機関や大学など27団体で発足。1年目は佐久市に点在する地域資源を探り、2年目は各地域資源を結び付けた観光ツアーを131件考案した。実現できそうなツアーを考える中で、佐久市内にある旧中山道の宿場が塩尻市に次いで県内2番目に多いことから、旧中山道を軸としたツアーを売り出すことにした。

 協議会は「気軽に楽しめ、佐久の魅力をしっかり味わえるようなツアーにしたい」としている。



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