2012年1月26日木曜日

■春節商戦:熱く 中国人観光客に期待 「日本らしさ」前面に


春節商戦:熱く 中国人観光客に期待 「日本らしさ」前面に
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120124ddm008020143000c.html
毎日新聞 2012年1月24日 東京朝刊

 中国の旧正月である春節が23日に始まり、休暇を利用して訪日する中国人観光客が、観光地や繁華街などで目立ち始めた。東日本大震災後、激減した外国人観光客数も回復傾向にあり、百貨店などは商戦に期待を寄せる。

 高島屋日本橋店は土産需要を見込み、漆塗りのサラダボウルや西陣織のテーブルの敷物など、日本らしさを感じさせる商品約20点を1階に展示。「何度も訪日している人も生活に取り入れやすいもの」を提案する。東京・表参道の「表参道ヒルズ」は、高品質や安心感で人気の高い日本製の衣料品や美容サービスなどを「メード・イン・ジャパン」商品としてPRしている。

 家電製品の人気も高く、中国の家電量販大手「蘇寧電器」傘下のラオックスは、松坂屋銀座店内の店舗で外国人客向けの売り場を通常より2割増やしフロア全体の7割近くに広げた。

 東京・池袋のサンシャインシティプリンスホテルは、昨年の春節より宿泊予約数が2・5倍増。東京・台場の商業施設「ヴィーナスフォート」も団体客が増えており、期間中は中国語が話せるスタッフを増員する。

 日本百貨店協会によると、東日本大震災後、前年の2割近くまで激減した外国人観光客の売上高(免税品)は昨年12月には9割程度に戻った。「円高のマイナス要因がある中、かなり回復」(同協会)と手応えを感じており、春節商戦には「2桁増を期待」(高島屋)との声も出ている。



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