■中国観光局：観光地入場料の急激な値上げに反対

中国観光局：観光地入場料の急激な値上げに反対
http://www.chinapress.jp/pd/30626/
（China Press 2012：ＩＴ）チャイナプレス

　2012年5月17日、中国国家観光局計画財務司がメディア向けブリーフィングを開催した。

　観光局は観光地入場料の急激な引き上げに反対
　　
　席上、計画財務司の張吉林福司長が、最近中国観光地の入場料が急激に上昇している問題について説明を行った。

　同氏は、国家観光局は一貫して入場料の急激な値上げに反対しているとの立場を改めて示した。

　また繁忙期に観光地入場料を一時的に引き上げることについては、存在を認めながらも、盲目的な引き上げは実施するべきではないと指摘した。

　問題解決には3つの方向から取り組んでいく


　同氏は入場料高騰の主な原因は3つあると説明している。

　まず第1に、観光客の数に対して観光地の数が少なく、需要が供給に追いついていない。第2に、長期休暇における国民のレジャーが観光に偏っている。第3に、観光地が収入を入場料に頼りすぎていることの3項目である。そして、今後は3方向から問題を解決していく必要があると指摘した。

　第1の問題については、更に観光地の整備を進めていけば解決する。

　第2の問題については、国民に様々な休暇の過ごし方を普及させることで、著名な観光地のみに旅客が集中する状況を緩和していく。

　3つ目の問題については、観光地収入源の多様化を推進し、収入の大部分を入場料が占めている状態を改善していく方針とのこと。