2013年4月10日水曜日

■【台湾ブログ】万人に愛される桜 嫉妬が花粉症が引き起こす?


【台湾ブログ】万人に愛される桜 嫉妬が花粉症が引き起こす?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0409&f=national_0409_013.shtml
2013/04/09(火) 11:41

 日本人と結婚して長く日本に暮らす台湾人女性、蓬莱子(ハンドルネーム)さんが、日本人にとっての桜の魅力と美しさを伝えた。

 蓬莱子さんは日本語で本も書いているほどで、日本への理解は深い。そんな彼女の見立てによれば、桜は「小さなうす桃色の花弁は不思議な魅力を秘めていて、全日本人の心を惹きつける」もの。

 「桜のもたらす優美な春の訪れの声は、長く寒い冬に耐えていた日本人を呼び起こし、落ち込み疲労した心を回復させ、気力を生む」と、日本人にとって桜はただのきれいな花ではないと強調した。ほとんどの日本人が異議なしの見解だろう。

 蓬莱子さんは続けて花見の様子を紹介。「各地の桜の名所や公園、河畔には老若男女が繰り出して、人だかりができる。美しい桜の下に席を作って歓談し、春風に舞う花びらを愛でながら、いろどり鮮やか花見弁当や桜もちを食べる」とその情景を描写した。

 桜舞い散る木の下で、優雅に歓談する人たち。そんな美しい花見の様子が浮かんでくる文章だ。しかし実際の花見には、大騒ぎの宴席もあれば、酔っ払いも多数いるのではないだろうか。日本人としては、なんともむずがゆい気さえする。

 とはいえ「桜は日本人に幸せと活力、希望を与えるもの。彼女(桜)は尊い女神のように、全日本人から崇拝の対象と言ってもいいほど愛されている」というまとめに異論はない。桜に春を感じ嬉しくなる日本人の気持ちを、よくまとめてくれた。

 しかし蓬莱子さんの桜談義はこれだけでは終わらない。最後に「桜は万人に愛されるがゆえにとても厄介な嫉妬を引き起こしている」と、もう一つ、桜と同時期に、「私のことも忘れないで」とばかり日本に押しかける、誰もが嫌う招かれざる客、“花粉症”を登場させた。

 蓬莱子さんは花粉症を「日本政府も打つ手なしの国民病」と紹介。「桜の季節には、東京の街角にはあちこちで鼻に“白旗”を乗せ、無条件降伏した日本人の姿を見かけられる」とその猛威を紹介した。かく言う蓬莱子さんも、日本に暮らすうちに日本人の感覚がうつり、毎年きれいな桜に感動して涙を流し、鼻水も流すことになったそうだ。

 最後に蓬莱子さんは「1年のうちでもっとも日本人を喜ばせ、感動させるのが桜の季節。しかし花粉症の時期と重なってしまうのが、唯一の問題点」とまとめた上でその乗り越え方を示した。すなわち、「花粉症は『楽の中の苦』。しかし『苦の中に楽』を求めるのが人生!」とのこと。花粉の季節を楽しく乗り切る秘訣は、案外気の持ちようかもしれない。



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