2013年5月14日火曜日

■「円高でも競争力高めた日本を参考にすべき」


「円高でも競争力高めた日本を参考にすべき」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/11/2013051100473.html?ent_rank_news
2013/05/11 09:43

 円安の影響で韓国企業の輸出が打撃を受けていることをめぐり、韓国の産業界の体質を強化すべきとの声が高まっている。円高の恩恵を受けている間に十分な対応策を立てることができず、為替相場が急変したとたんに右往左往しているからだ。

 専門家たちは「結局、答えは品質向上と技術開発」と口をそろえる。外部要因に伴う収益性の悪化は不可効力ではあるが、企業が競争力をつけることで影響を最小限に抑えることができるというわけだ。韓国貿易協会のシン・スングァン動向分析室長は「円安は、韓国企業の研究開発(R&D)やコスト削減に向けた力を促す動機にもなり得る。短期的には、自由貿易協定(FTA)を活用して韓国製品が日本製品に勝てる市場を攻略するのが効果的だろう」と指摘した。

 円高の時期に競争力を高めた日本のケースを参考にすべきとの意見もある。産業研究院のイ・ハング先任研究委員は「1980年代半ば以降円高が続くと、トヨタなどは労使の合意により基本給を据え置くなど、コスト削減に努めるとともに、海外進出や技術開発によって競争力を維持してきた」と語った。

 かつて造船や電子などで激しい競争を繰り広げた末に韓国が日本をかわした時期があったが、そのときよりも為替事情はまだましとの意見もある。サムスン経済研究所のイ・テファン研究員は「現在、対円でのウォン相場は100円=1100ウォン水準だが、世界金融危機以前の2007年には100円=740ウォン台までウォン高が進行していた。1980年代後半の円安と2000年代半ばの円安の時期に比べ、今回の円安は急激ではあるが、極めて深刻とは言い難い」との見方を示した。




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